【テトさん】等身大少女と空宙パレード【オリジナル曲】
「それはきっと夢の中に夢を見る僕らのありふれたおとぎ話。」
一年ぶりです。ゆきにぃです。
かなり前に作ってたんですがテトの日のために暖めておりました。体温で。
カンペ(ここで秀吉かっ!ってツッコむ)
すみませんでした。
実は春先か冬あたりにPCがぶっ壊れまして、作曲意欲が減退中です。
まぁ受験生だから作曲しなくて当然っちゃ当然なんですけどね。
そういうわけでこの曲はいつもと作曲環境が違います。
例のごとくオールフリーソフトですけどね!!!
今回はありふれた夢に夢を見る少年少女とつまらなくて鮮やかな世界の話。
世界は僕らが思ってるよりずっとモノクロです。
僕ら自身が染め上げるものなんです。
そうして雑多で鮮やかな世界になるのです。
彼女たちは不器用ながら、崖から空を目指して飛ぼうとするのです。
カンペ(下は海だから死なないよ!安心してね!)
僕の曲や言葉があなたの世界に少しでも彩りを与えられたら感無量です。
よかったら聴いてってください。
【歌詞】
1
「鐘の音が鳴る頃に星屑の雨が降るらしい」ときみが言う。
「街の向こう あの海に 流星の欠片捕まえに行こう」
無茶苦茶な作戦も羽や箒よりも飛べるような気がしたんだ。
「もういいかい?」星映す水面が問う。
きみはぼくの手を取って。
ふわり。
夜空を駆ける星の此方 無重力を二人駆け抜けて。
きみの声も 返る傘も 全部全部夜にちりばめて。
存外つまらない世界のおとぎ話の星のパレード。
星屑の雨宿りは このパラソルひとつじゃ足りないみたいだ。
2
日常の漂白は拙い作戦を海で嘲笑った。
「街の向こう あの海で 答え合わせをしよう」
きみの重みも懐かしくて。
「もういいよ」泣きはらしたきみが言う。
ペダルに全てを託して。
「きっと存外つまらない世界はおとぎ話のようにいかなくて。
だからみんな、ぼくもきみも。世界の色を塗り替えてゆく。
きっと 何も見えないから。」
きらり。
七色照らす空の彼方 どうかこの瞬間焼きつけて。
きみの熱も 逸る音も 全部全部夜を染め上げて。
存外つまらない世界の空と水面と花のパレード。
色めき弾く花束 どうか願いがきみには届きますように。