最終列車で朝を待つ オケ マスタリング前
オケです
最終列車で朝を待つ
お互い少しずれる足音を聞きながら
「夜が明けるのはちょっとだけ怖いな」って
そう言って空をふと見上げた場所 僕らは
まだいつもの二人のままでいられた
発車のベル 列車に揺られて
二人はまだ少しだけ遠く
他愛のない会話ばかり
それでも全てが形を残していた
今、最終列車に乗って朝を待った
不器用な距離を壊さないように
最悪の朝日が窓を透かしていく
その透過色に景色は霞んでいく
今、最終列車に乗ったまま二人は
最後の言葉を交わした 交わしていた
二人、取り合った手が何度だって
思い出の温度を知ってしまうから