夏に靄 off vocal
BPM=140
微かに残るあこがれに
まだ夢を見ていたような
アイスキャンディーを頬張って
風に揺れる髪
少し焦る気持ち
あつくなって溶けちゃいそうな日は
日差しのせいにした
けどほんとはあなたのせいよ
ちらつく翳りは見ないように
そっとあなたに口づけした
過ごした夏はそれがもう最後だった
あの時の夏の匂いはもう
思い出せなくなってしまいそうなの
懐かしいくせに
抉るような
蝉の音と風鈴の音
恋焦がれているのは
私だけなのか
触れたと思った瞬間から
青くきらめくだけ
頭に靄がかかる
思い出して
探し回っちゃうけど
所詮思い出なのか
夢は夢のまま
気づけば大人になってた
変わらないものなんて無いけど
今でもあの夏にずっと囚われていたい
甘酸っぱい様な
青春だとか
ドラマチックな展開とか
どれとも違くて
言葉を尽くせば嘘になる
微かに残る
遠ざかるだけの
青い夏は
甘い記憶だけ残してく
懐かしいくせに
抉るような
蝉の音と風鈴の音
恋焦がれているのは
私だけなのか