枝垂れ桜カラオケ
ぽろり こぼれて
掠れた言葉は 春の季節でぼやけて
うすれ 滲んだ
手紙の最初は 君と水面に溶けていったの
背を向けた愛に花 散りゆく僕ら
残った祈り うつろ────。
繋がる小指は離れて消えて
飛んでった思いははるか遠く
一瞬に解ける糸で僕ら 永遠の居場所を信じてたね
ゆらゆらゆら ひとりでに
ゆらゆら堕ちてく、春色。
未来 カラカラ 開いた距離から
記憶 同刻 何も無い
増えて消えてったシャボン玉壊れ
すこし微睡む君の世界
翳ってく恋に色 散りゆく僕ら
消えかけて祈り、うつろ────。
歩いた距離まで忘れて触れた
戻れない呼び名で少し刹那
一瞬に解ける糸で僕ら 永遠の居場所を信じてたね
きらきらきら ひとりでにきらきら
薄れる 君色
紡いだ日々 問いかけながら
砂の城 崩れていく
僕の鼓動で失うのは
霧雨の中、慟哭の森────。
気づけば小指は離れて消えて
夢見てるこゝろが醒めて 遠く
一瞬に解ける糸で僕ら 永遠の居場所を探してたね
ひらひらひら ひとりでにひらひら
────落ちてく、はなびら。