欲と飾られた花
オカメPの神曲『彼岸花の枯れる頃に』をイメージして描きました!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm22387679
友達二人にもお願いして同曲のイメージイラストを描いてもらうというコラボを行いました、素敵な作品になってて本当にうれしい。
やかんさんhttp://piapro.jp/t/4ArW
さる吉さんhttp://piapro.jp/t/GSCt
「花」はオカメPの作中ではいろいろな意味を持つ重要なキーワードだと思いますが、主に喜びだったり悲しみだったり後悔だったり、様々な感情を主に表しているのではと思いました。
この曲では「飾られた花」からイメージを膨らませました。「飾られた花」というのはおそらく切り花で、切り花は、単に部屋を明るくするためだけではなく、お祝いだったり、見舞いだったり、葬式で弔うためにも使われます。
「早くよくなってほしい」「幸せになってほしい」…そんな想いが花には込められていると思いますが、「想い」は所詮、人の欲。誰かに「お願いしている」ことには変わりがない。
そんな欲のために葉や根を切られた花々が、傷つけられたことを嘆きつつも、人間の心を癒していることに安堵を覚え、そして人間側も、花よって心を癒しつつも、自分の欲のために花を傷つけてしまったことを後悔してる…。そしてそれを傍観する彼岸花…そんな感じのイメージで描いてみました。
しかし、余分な葉、泥のついた汚れた根を落とし、一番美しい花のみを残して、残された短い時間を生きる切り花に、オカメPの価値観が投影されているように感じます。拭いきれない死のにおい、切り花、一面に風に揺れる彼岸花を少しでも表現できたらなあと思います。