緋鳥
緋色をテーマに曲を作りました。
灰色の街だとか夜空に煌く焔だとか、そんなイメージです。
以下歌詞
「緋鳥」
哀を歌い羽根を散らす緋い鳥
その度に身体は傷ついてゆくの
それでもただ進むしか術を知らない
君の名が宙に浮かんで消えた
漆黒の世界に舞い降りた
気高く尊い緋鳥
視線の先に映る腐敗してく街を
何気ない素振りですり抜けた
視界の隅に潜む計り知れない闇
気付かない振りをし背を向けた
緩く弧を描き空を舞う鳥のように
風に身を任せる君を見てた
哀を歌い羽根を散らす緋い鳥
その度に身体は傷ついてゆくの
それでもただ進むしか術を知らない
君の名が宙に浮かんで消えた
燃えさかる炎が蝕んでく
無数に散らばっている棄てられた現実は
渦を巻いて僕を染め上げる
ひとつふたつ零れた温かい偽り
掬い上げ闇夜に散りばめた
赤く天を目指し輝く焔のように
誇り高く君は未来を見てた
愛を歌い羽根を降らす緋い鳥
その度に心は凍てついてゆくの
それでもまだ終わらせる術を知らない
君だけが空に霞んで消えた
鮮血の世界に舞い降りた
儚く愛しい緋鳥
緋い緋い痛みを抱いて
ひとりで何処まで行ってしまうのか
あなたは歌い羽根を散らす緋い鳥
その度に身体は傷ついてゆくの
それでもただ進むしか術を知らない
君の名が宙に浮かんで消えた
愛を歌い羽根を降らす緋い鳥
その度に心は凍てついてゆくの
それでもまだ終わらせる術を知らない
君だけが空に霞んで消えた
燃え上がる炎に捕われてく