桜の夢
「桜の夢」 歌詞
夢のときは 彼方へ 時は巡り
沈みゆく 私の身ひとひら
今宵も咲くらむ いつか散るこの身でも
再び会えると 葉音は薄ら氷に舞い
風光り 花霞み 目は息吹き 頬染めて
恋ひにてし みよにふる 桜の夢
宵に紛れ 霧がかる たなごころ
いくつ越せども 慣れぬ白銀の闇
花弁数えても 思いこがれる日は来ず
朽ち果ててもいい あなたへと飛べるのなら
忍びよう あなたが私を思う日のために
花吹雪き 長雨にも濡れ 待つ悲しみを
水面鏡に映る羽 残り香かんざしに
またたきひとつ
たゆたう流れに ひとしずくこぼるる羽の音
たちこめる東雲 目を細め 朝露を抱く
波紋切り ひとひらの蝶が舞い咲く
淡い泡沫の羽 泡になろうとも今はただ
あなたの花求め羽ばたく 桜の夢