導火線のゆくえ(オフボーカル・マスタリング済)
導火線のゆくえ
たぶん悪いのは僕で
でも次の言葉が見つからない
くだらない見栄と感情論
掻き分けてみても何も出てこない
乾いた風が吹き抜けた
足元がひどく冷たくなった
ふと目を落とすと導火線
何処へ続くか先は見えない
兎にも角にも火を点ける
紐は燃え尽きるも何もない
不発だったのかと思うその合間に
どこかの知らない誰かが爆ぜていた
仕様がないから折れ腐る
でも頭と体噛み合わない
うんざりな立場と周りの目
押しのけてみても何も出てこない
コンクリートを蹴り上げた
不貞腐れた猫が鼻で笑った
こんな所にも導火線
最近よくお目にかかる
今は点火するのを躊躇う
妙な悪寒に襲われてく
ところが気付かない合間に火は点いて
見えないところで静かに爆ぜていた
何なんだこの有り様は
そんなこともわからないのか
沢山だもう沢山だ
僕は降りさせてもらいます
言いたいことが言えないよ
吐き捨てるような度胸がないよ
打ち拉がれている隙に
ここで急に勝ちの目が出た
君の元へ続く導火線
手に入ったものは仕様がない
此れ見よがしに火を点ける
でもよく見ると紐は枝分かれて
僕の方へと向かってる
油が染みてもう火は消えない
ダメだ 待って ちょっと ごめんなさい