声のない喝采を
弾けるまで手を打って
腫れるまで腕上げて
声のない喝采を今、此処で上げよう
ただいまって何回言ったかな
おかえりって何回聞いたかな
煩いくらいの暖かい声
数字にしたらもう何デシベル？ねぇ
久しぶりってこれで何度めだろう
待ってたって声を聴かせてよ
翠色の海、君たちの光
目の前の景色は変わらないのに
叫べないそのアリーナで
心の中で吠えてんだろ
わかってるよ、戦ってんだね
奪い返して、必ず
僕と君たちの歌声を
君たちが今叫べなくても
僕がその分歌うから
弾けるまで手を打って
腫れるまで腕上げて
声のない喝采を今、此処で上げよう
もうどれくらい音を奏でたろう
何文字くらい言葉紡いだろう
全部を重ねて歌いたいのに
目の前の景色は変わらないのに
聴こえてくるのは
歌えない叫べない悲鳴
聴こえてるよ
心の軋みが
奪い返して、必ず
僕と君たちの歌声を
この喉に限界はないから
歌が尽きるまで歌うから
弾けるまで手を打って
腫れるまで腕上げて
声のない喝采を今、此処で上げてよ
ねぇ
奪い返して、必ず
僕と君たちの歌声を
取り戻したら、そしたら
空気割るほどの歓声を
終わりの見えない戦いだけど
その日を祈って歌うから
弾けるまで手を打って
腫れるまで腕上げて
涙全部出し切って
泣き声でも振り絞って
声のある喝采を、万雷の喝采を
僕たちの喝采をまた、此処で上げよう
