オホーツクの波濤
昭和歌謡のような何か
♪
あなたを追いかけて やって来たのよ
ここは最果ての海
あなたの姿は すでになかった
わたしにはもう飽きたの?
海は荒れたり凪いだり 氷に閉ざされたり
一度たりとも同じ顔を見せない
そんな海のような 飽きのこない女に
どうすればなれるのですか?
泡のように儚いわたしの恋は
オホーツクの波間に消えた
あなたを追う道は こうして尽きた
ここは最果ての海
あなたが知らずに残したのは
お腹の小さな命
海は荒れても凪いでも 氷に閉ざされても
恵み豊かな命 育んでいる
そんな海のような 深い愛の母に
何が何でもなるわ
幼かった私の小さな恋を
オホーツクの波間にすてた