壱ツ弐ツ(オケ)
弐ツに成って、壱ツに成って
参ツに成ったら、弐ツにして
愛しているってユビに障って
詰まんない口は剥いで塞いで
そりゃあ大変騒々しい世界だ
会いたいひとにも、会えない
喘いで騒いで穢い闇の赤
開けっ放しでだらしない下段に
出して搾って充たない月の下
キライだ
此処で迫ってその侭ロッキン
純潔殺しの雰囲気にノッカウ
感じているって筆でなぞって
愛想尽きるまで転がっていて
こりゃあ大概想像した未来だ
逃げも隠れもしないやい
儚い!
零した愛しい音でさえ
もう既に呆気ないパレード
足して注いで拙い星の中
キレイだ
煩い!
鼓動が消えない宵の口
恥晒しは変わらない表情で
刻んで喚いて泣けない
もう潮時か