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祭典_off vocal

縷川アルマ

縷川アルマ

歌詞

灰と縋る意図 綴じて甚振るは
夢を着る主題 梟首掲げ伐つ
胸をつんざいた 君に宿るその
心地よい瞋恚 寂寥を満たす

酸鼻な街を寄り添い歩いた
死体の山を踏む
一縷の光よりも身近にある
奈落に仲間の影を見る

今を駆け抜ける新鋭の波
遂に昇りつめた不撓
渉猟の末返り咲いた威容に

遥か先で待つ王の残り香が
揺曳する地に快哉の声響く

絢爛たる奇観の入り口で待つ
妄談で応え異界の狭間へ
俗識は希釈、或いは綻びトリップ
壊乱を騒げ 戯曲の火蓋は切られる

光彩に乱吹かれる夢を見た
哄笑の坩堝 色を正せさあ
目の覚める様な短編を魅せて


閉ざされた門 終わりは見えずに
その席は遠く
荊棘を切り捨てた十本の剣 それすらも通過点だ

今を研ぎ澄ませ 蒐集の成果をその身に宿したら
明転で再生 猖獗の裏解体して

弥増さる熱に矯激を重ね
祈り組んだ手 振り落とされ消えていく


旧弊に飽いて キネマしゃぶり尽くし
されど生まれる 終わらぬリドル・ストーリー

絢爛たる奇譚を待ち焦がれている
輿望に応え 幽趣な愛の上
運命の機先、或いは布石のトリック
趨勢は爆ぜて王の血の色を目にする

喧騒の中 ただ一つ願って
追いつけなくて 脱せなくて
強欲な請いを打ち返して さあ
泥臭く頼み事を

変わり果てた日にお喋りな貴方
皮肉ごと攫っていかないで
覗き見た顔の正体明かして
必ず助け出すからね

光彩の綾なす時の中で
淘淘としている今この瞬間
長き旅路の二幕目が開く

哄笑の坩堝 祭典は続く
まだ見ぬ王への鶴望は止まず