君のいない世界
「君のいない世界」
君の居ない部屋に戻る「大好き大好き」って言葉は要らない 側に居るだけで
いつからか君は僕の側にいて
いつの日も同じ時を過ごしたね
それでも僕の心は空っぽのまま
込み上げる寂しさを紛らわす様に
願い叶わぬまま
戻らない空白を君で埋めようとしてた
君の居ない部屋に戻る「大好き大好き」って言葉は要らない君のこと本当は大嫌い大嫌い大嫌い大嫌いって叫んだって君は居ないのに
そうだよ 君はいつからか僕の側に居てくれた それだけだった
それだから僕は 君に伝えたい事があるなんて 言えなかった
いつまでも続くと思ってた
君と僕の痕跡をひたすらなぞる
でもそんな日々の中 君の瞳は
いつからか違う人を映してた
分かっていたはずなのに 気づかないふりをして笑ってたんだ
君の声を聴かせてよ「大好き大好き」って言葉も君がくれたんだもう一度「愛して愛して愛して愛して」って言えばいいなんて君は知ってるでしょ
そうだよ 僕はいつからか君の側に居るだけで幸せだった でも君はいつの間にか僕を置き去りにして遠く旅立った
君の待つ部屋に戻る「愛して愛して」って叫んでこうやっていつまでも抱きしめて「大好き大好き大好き大好き」って叫んだって君は……
「いないのに」
そうだよ僕は君のことを愛しているだけで幸せだった
君がくれた永遠を繋ぎとめて僕は笑った そんな気がした
「独り寂しいからなんて言ってないでもういっそ忘れてよ」