灰色幽麗街(はいいろゆうれいがい)
手を引かれ、幽麗街はすぐそこに。
制作:ユ理禍
歌:初音ミク
『灰色幽麗街』
どこへ逃げたって 街は君をまってる
怖い鏡の内では 友達にばけている
迷い込んでしまった 路地の隙から隅へ
「さむいね」と 吐いた息ひとつ
星空を覆って 揺蕩う影法師
朝になれば 寒い夜の番だ
静かな小道 躍り 笑う 足跡
隠して 星 独り眠れ
街はおやすみ さよならの叶う道
月の兎は夜深し セピア灯り夢の内
何処へ行こうか すべては願うまま
交差点抜け また明日
「どこにいるの」 「はやくかえろ」
悴んだ手をつないだら ほら 車の幽霊ふたりも轢いた
黙り込んでしまった 灰色の街は冬
嫌いな季節を もう一度
今日はまだ続いてる 灰色幽麗街
凍えるまで 夜業で唄う
終わらないこの街で 君と私 独りきり
端っこを目指して歩こう
朝陽が射し込んだ 灰色幽麗街
今日が醒めた 寒い夜に「ばいばい」
君をまってる 灰色幽麗街