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親作品(0)

「雲いずるまち」の創作に利用した作品

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この町をはなれ
しんしんと降る雪を見たときに
とても驚いたの
雪は吹くものだと思ってた
風は止まないと思ってた
ああ、三重は風の国なのだと
初めて気がついた
B
底冷えなんて知らない
隣のおばさんの苺...

雲いずるまち

裏花火

裏花火

ご当地ソング応募曲です。
http://piapro.jp/content/ovgapza90ehl3inp
におPさまが素晴らしい楽曲に仕上げてくださいました。

とても楽しく企画に参加させていただきました。

最初は一杯特産物や土地名を並べた歌でした。
それを書き換え、詞として汎用性のある内容に変えていったため、色んな地区のことを書けなかったことが心残りです。

三重を離れたときに、懐かしくてたまらなくて本当に恋しかったのが、一面の空と、強い風と、台風と、蛙の声でした。
子供の頃、炎天下を自転車でひたすら走っていた広い広い田んぼとその畦道も、今では開発されて住宅街になりました。
実家も改装されて、いつも寝転んでいた縁側もなくなりました。
子供の頃、庭にまで飛んできていた蛍も、今では見られません。
すこしづつ、すこしづつ、離れている間に、景色は変わるのですね。
そんな記憶の中にしかなくなってしまった風景を、いまは懐かしく思い出します。

そういえば友達に言われました。
世界で一番「懐かしい」と口にするのは、日本の都会に住む人なのだそうです。
一度も田舎で暮らしたことのない人も、夏祭りや山里を「懐かしい」と感じ、それを恋う。
その日本人独特の「懐かしい」という感情を、どうぞ否定せず思い起こしながら、この歌を聴いていただければ幸いです。

ほか効果音:
ICレコーダーで録ってきました。梅雨明けで、蛙が減ってしまい、蛙の声を録るのが大変でした!蚊と闘ったよ!
雀の声や風鈴の音は、蝉がまだ起き出さない早朝に録りました。におPがセンスよく組み合わせて、歌に入れてくださりとても感激しています。



鈴鹿山脈のことや、熊野古道のこと、伊勢湾、伊賀上野、風力発電に鈴鹿サーキットなど、もっとあちこちのことを盛り込みたかったです。
(最初は歌詞に入れていたんですけどね!)伊勢海老や松阪牛も松尾芭蕉も江戸川乱歩も!…くう。

本当にごく一部のことしか書けなかったのが残念ですが、三重に足を運んだことのあるひと、三重に住んだことのあるひと、お知り合いが三重にゆかりのあるひと、今も三重に住んでいるひと、みんなにとって、ちょっぴりご贔屓をいただける歌になれれば、これほど嬉しいことはありません。