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ねえ 答えてよ
僕のことを忘れても
創られたストーリーでさえ
神様は居ないのに
ずっと
蝉時雨 半袖がのぞく
ジリジリと頬を焦がせる
袖余り ちらつく指先が
揺れるたび視線を取られる
耳を塞いでも響く鍵盤...ラプラスの憂鬱
ミリ子
また独り夜目が覚めた
今日もずっと君の所為だよ
針留めた時間を置いて
どっちにも属せないまま
前が見えなくて拒み続けた
私独り残したままで
今も過ぎていく
未完成だった夜は明けない
明日が見えずに泣いていたの
あの日君が引き上げてくれた...リリーの花束
ミリ子
そうやって他人のこと見下して
そうやって他人のこと持ち出して
ねぇ 見てよ僕のこれ凄いでしょう?
ねぇ見て見て僕はほら偉いでしょう?
何も無い凡人の癖に
何も無い餌をぶら下げ
何でも無い壱人芝居を
何でも無いだってあんたら
自称したら本当のことが嘘みたい分からなくて
3+3から覗いていたら僕はもう忘...コンプレックスアートを召上れ
ミリ子
息つく前に溢れてた
消せない嘘を噛みしめた
飲み込むたびに吐き出してた
君が教えた理想を
あの日僕に魅せた
君が創るノンフィクションを
あの日廃になった
繋いだ手のイメージも
先に逝っては思い出すから
形の無い祈りだけ奪って...モナリザの涙
ミリ子
ねえ ほらそうやって 手を振ってほら 子供みたいに
ねえ ほらそうやって 手を引いた また子供騙しって
ほら僕は傷付いてまた昨日みたいに
ねえほら君も気付いてんでしょ?本当はさ
「明日雨になるよ だってね祈ったんだ
ねえまたあの日の事 再現しようか」
弾けた馨る鉄の声と涙流すBB弾
夢掴め 此処はイ...ハッピーエンドは続かない/flower・心華
ミリ子
なんで君は泣いてるの
なんで君はいつも独りで
なんで君は泣いてるの
なんで君はいつでもそう
なんで僕は泣いてるの
なんで僕はいつも独りで
なんで君は僕に笑って
なんで僕は嬉しい
どんな嘘 囁いても最後はみんなが独りで
僕足す君して足しても弐にはならない...虚像の愛に溺れている
ミリ子
判ったんだ勝手なあのルールがあの朝に
眠ったんだ勝手に もうゴールは来ないよ
盗んだんだ あんたがあのルールを脳内を
眠ったんだ勝手に もうルールは要らないよ
手を突っ込んだら足まで出てきて
もう僕はまるで踊る人形だ
だんだん汗まで噴き出して
あの時までは
誰が死んだら神になれると吹き込んだあの...スーサイドダンスにご用心
ミリ子
白線で目隠した
現実は虚無感で
助けて欲しかったの
掛け算は不得意で
君に貰った言葉
現実は単純で
白で塗り潰せば
君だけが完全で
ねえ此処においで此処まで来なよ
二人ならば怖くないでしょ...メアリー・スーを殺さないで
ミリ子
靴の裏側を隠して歩いた
行方知れずの気持ち何処か棄てたくて
こびりつく声に刃物を忍ばせ
翻す君の目とても重たくて
理科室に隠した感情
あの日見た君みたいね
軽率な欲の中で赦してと乞いたんた
ものくろの善悪に塗れて無我夢中で踊るだけ
我儘な君なんて要らない
意図辿って愛頂戴頂戴...境界性ラインアート
ミリ子
しにたいって泣いて泣いて
苦しいって泣いて
しにたいって泣いて鳴いて 苦しいって切って裂いて
張り付いた境界線は嫌いな僕の数で
不安な声で歌って囁き合う 嫌いな僕をぼくを忘れさせて
夢中で滑稽なダンスを踊り合って嘘の愛を零したんだ
自己愛に塗れて自己嫌悪墜ちてく
涙の数だけ強くなんて嘘じゃん
手を繋...マゾヒスティック感情論
ミリ子
茜色の染み込む校舎裏の
目見下ろす4本の足跡を辿る
花壇 子猫が鳴いた先に君の視線
「嗚呼嫌な事ばかりだ」
零れた声で耳が痛くなって
もうやめちゃおうかな
湿った風が肌に絡みついて
未完成自虐少女は
ひたすらに明日に逆らった
傷を付けた両腕に哀しい気持ちすら無くて...猫と花壇
ミリ子