タグ：人間失格

愛憎の火で煙草ふかす
お道化た顔がお似合い
先天性の脛には傷
痛みと共にあなたに接吻
興醒めたこの世ですわ
手のひらで踊る大人
これからお先真っ暗な世界には
もうおさらば
続かない　もう明日はない
ただ最後は必ずあなたがいい...

僕が目を覚ますと、牢屋の中だった。
無機質に、冷たい床。
僕はそこに寝かされていた。
そばには、妹のリンが寝かされていた。
「リ・・・ン・・・。」
声にならない。
「ごめんね、ごめんね、僕のせいだ・・・・。」
守るなんて、言って。
結局、こうなってしまった。
リンは、人間失格なのかな？...

僕らは宿を出た後、裏路地に身を潜めていた。
「レン・・・どうして・・・あんな事したの・・？」
リンの脳裏にはきっと、さっきの惨劇がこびりついているんだ。
「ああするしかないんだ。わかるだろう？」
「わからないよ！！！」
リンは僕を突き飛ばした。
「レン・・・おかしいよ。レンは言ってたじゃない！！決し...

「お前らは、人間失格だ。」
そう、告げられた時。
何故か僕は、笑っていた。
２０ＸＸ年、１２月２４日。
ホワイトクリスマス。誰しもが笑い、過ごすはずの日。
僕らの家は、真っ赤だった。
横たわる２人の男女。
それを見つめる２人の子供。
１人は、おびえていた。
「レン、レンっ-------------!...