タグ：仮面舞踏会

悪い悪い　夢を見たんだ
奇怪じみた　町の中
人は皆　同じ仮面を
つけたままで　逃げ惑う
なんで逃げる？教えてよ
どこへ行くの？教えてよ
行き交う人　尋ねても
表情（カオ）も声も
ナニモワカラナイ
ひとりぼっち　置いてけぼり...

[1-A]
月が眠りにつく前に
待ち焦がれたステージ　幕明けのベル
誘われるように着替えたら
駆け引きのリズムで　始めましょ　
[1-B]
マスクの上で紡いだ
偽りの愛の言葉
騙されるのは幸せ？
答えはいらない！...

見知らぬアナタに話しかける
「今宵は仮面を纏いませう」
暗闇 洞穴 灯火一つ
「夢で幻でも踊りませう」
暗い森の中で アナタの手を取って
無垢なドレス千切り アナタと契る...
木々のざわめきどよめき聴いて
道無き道を縫って歩く
迷って惑って叫び散らす
狼の様なマネはしませんわ...

Balliamo con me．．．
　　
（Ａ）
さぁ今宵も　踊り狂いましょう
仮面を掲げて　あなたはだぁれ
決して捕ってはいけないよ　仮面舞踏会
ほら扉が　ゆっくり閉まっていく
（サビ)
踊り狂うは今宵の主役　きれいなドレスに醜い仮面
手をとって　さぁ踊りましょう...

足取り軽いステップ
絡む腕も惑わしく
誰もが素顔隠しながら
踊りましょう魅惑のマスカレード
煌めくシャンデリアの光
響くヴィオラの調べ
その音に密むように歌う小さな透き通る声
幾重も重なるドレスの
花の中に君を
見つけてしまった...

昔々そのまた昔
赤き絨毯　高貴な会場
此処は可笑しな　オカシナ　カーニバル
誰（たれ）もが隠し嘲笑う　白き微笑み闇夜の宴
踊れ踊れ　兎も猫も
白き面（かお）は差別せぬ　今宵は宴　燃え尽きるまで
過ぎ去る噺お伽は噺
止まらぬ噂　壁の向こうのそのまた向こう
誰が聞いたか　どの耳　聞いたか
裏切り者は狂気...