タグ：嫁の名前を言ってみろ

傷ついた夜には強がらないで
その胸の痛み　私は知ってる
辛いときには涙をこらえないで
まるで子どものように泣いてもいいの
冷え切った心の霜　そっと溶かして
いまは私の膝の上でおやすみなさい
疲れ切った夜には無理をしないで
その肩の重荷　私は知ってる
がんじがらめに自分を縛らないで
そうよ　子どものよ...

はぐれた鳥　ひとりぼっち
旅の空をさまよう
行く先も知らずに
破れた地図　拾い集め
夢の欠片をつなげて
道しるべ探す
（きっと誰も知らない）
見失って（希望）
行き惑って（かそけき夢）
迷ってる迷ってる（決まらない　わからない）...

　落ちる空 こごる影 見えぬ光
　地を這いてさまよう この憂き身
　色褪せた世界ごと呷る苦杯
　私を踊らせる赤い靴
　繚乱たれ諧謔的ポーレチカ
　傲慢たれ形像的ポーラチュカ
　放漫たれ能動的コロブチカ
　以下螺旋
　いざ鳴らせテレプシコラ！
　束縛 制約 厳格 切り捨てたい舞踊譜（ラバノーテーション...

沖つ潮の目　見晴らせば
大漁旗のはためく予感
黄昏に燈る一つ星
まばゆく光って時告げる
招く海神（わだつみ）の呼び声に
今宵　あたしの腕が鳴る
漁場（いさば）が　あたしを待っている
波打つ港にいざ集え
錨を上げろ　舟を出せ
月の出ぬ夜（よ）は　あたしの時間...

振り仰ぐ夜空に粉雪がちらつき
あてもなく一人たたずめば
白い吐息　闇に溶け消えて
さびしさにぬくもり求める
火の点きかけた胸のときめき
押し込めて離れてしまえば
火傷する前にくすぶって
そのうちに冷めて消えると思ってた
それなのに
街の人波を眺めては...

寒がりな僕らは　灰色の風に震えてた
ぬくもりを求めて　この手を日射しに伸ばした
世界を照らす光は　日々やわらかさを増して
あたたかな風に包まれて　何かが始まる気がした
名付けられない予感を
胸に抱いて立ち尽くす僕らは
くすんだモノトーンだけど
この春色のカレイドスコープの中で
転がって近づいて
知ら...