タグ：梟。

まっすぐな道 いつ間違えた
子供の頃の 迷子の記憶
泣き出すたびに 差し出された手
いくつもの手が ひとつになって
あなたに抱かれた あなたを信じた
このまま蛹のままで よかった
でも いま 悲しい羽根が生まれた
雲ひとつない 夜間飛行は
九天に 吸いこまれてく
どこへ向かうの？ どこまで行くの？...

子供達の声が 街中にこだまする
サンタクロース信じてた 幼い頃思い出す
願い事は誰か 叶えてくれるものと
疑うことさえ知らず 星の数数えてた
冬はこの街に 長い眠りをもたらすように
ゆっくりと呪文を唱えて
誰も寝静まる 闇に紛れてまた次の街
粉雪を舞い散らせながら
Happy merry Chris...

手首を流れる鈍い青に
想いを委ねていいですか
細いうなじに立てた爪痕
もう一度触れてもいいですか
生まれ変われぬ命なら
このまま堕ちてもかまわない
綺麗事で慰める
優しい時間があるのなら
この鼓動が途切れるまで
黙って私の手を引いて...

視線落とした その理由 知ってるくせに
見向きもしない 振り向くこともないんだね
涙まみれた 無様な顔は嫌だから
見せたくはない 無理してもこれが限界
冷たい指先で 髪を上げた瞬間に
「イママデ、アリガトウ」 そんな言葉 綺麗事
傷つけてよ もっと深く
胸の奥を えぐるような
中途半端 優しさなら
...