タグ「鏡音レン」のついた投稿作品一覧（14）

糸のつむいだ
世界でさ君は
すぎゆく時を手に
ひとり静かに消えていく
赤い蝶のデメンジョン
骨のきしんだ海原に
沈む夕日を見上げてた
骨の砂を蹴り歩む
キズグチから差し込んだ
消えない光をこの胸に...

おそらく、茶色い渦の深くには今嘔吐の体制の男の
後頭部が埋もれているはずであった
「裸の男が流しでゲロはいてんぞー…！！！！！！！！
「上履きに 犬持己卓って書いてあんぞー」
「ぐうおおおおおおおおおおおおら！」
…沈黙の渦
俺が担任だとわかるのに
数分かかった...

?!!!
「来てみてくださいッ」と言われ階段を疾走し人、人人で溢れ返った 廊下の角を
曲がり終わる頃には
夏猫葉慈芽は居なかった
「教師、きたぞ」
《ざわざわ》》》
ケンモチ…もぜ……ら…………かよ』
「ットォォォーーー 担任来たぞ
「…土屋様？！！」
俺は驚いて後ろに仰け反った...

断頭台の処刑囚
足元に散った砂
リノリウム教室が溶けてく？
安心なんか失ったセカイ
ウソつきは僕
いれものなんて腐りはて
いきついた宛もなく
人間なんて死んじまえ
ガムをはく
鏡写しなのです...

しかし声はでない。
それどころか、口から
あふれるゴキブリと
俺の噛み殺してしまった
ゴキブリの死骸を
むしゃむしゃ食べる大クモ...

全身を天使の柔らかい翼で包まれているような
きもちよさ、
「…きもぢいいいいい」
天使の羽が爪先から、
脳天まで
サァーっと
とてもいいキモチ。
それに口の中も…って
とっさの振動で激しく
揺れる後頭部...

今まで受け止めてやれなかった分、
お前の嘔吐(悲しみ)
飲んでやる、
担任、なんだからな
…それにしても
こんな氷みてえに冷えちまって…
俺は 自分の着ていた
スーツを一枚一枚
犬持を傷つけたり、
驚かさせないように、...

「犬持……おい今たすけるからな。。！！」
俺は犬持が死んでいるという
事実と責任の重さに
死んでいることを一瞬で
忘れてしまった。
「今、人工呼吸してやるからな！」
俺が犬持に人工呼吸すると
どうやら犬持は嘔吐してしまったようだ。
かわいそうに、いつも
イジメ、スルーしてたことが胸に突き刺さった...

手を取り合いながら絶命したのであろう
犬持己卓と、
くずきたけひろであった
おい、どうしよ、オワタ
「うげえええええ」
血の気の無い4この目が
俺に向けられる、
ふたつは 犬持つ己卓の目...

/くずきたけひろの死
思わずろうそくをおとすと
炎が広がるかと思いきや、
ひかりは途絶えた
…窓の外では星が降る、
雨のように
目を凝らす、僕は
靴のなかが
濡れているようにも捉えられるような
寒気の中...

静かに流れていく
宇宙を写し出した水面には、
睡蓮のハナが揺れていた…
僕は今呆然としている
僕が担任をしている
「土屋様」の
いらっしゃる
教室は
荒れている、
それどころか、...

/"親皇"
…平凡な食べ物は飽いてしまう
どうせなら、黒に黒を滲ませたい、
それが
親皇と呼ばれ崇拝され
第11の時代を
創造してゆく
セイフクの少年の夜明けの
ブリリアントオーシャンの粒子につつまれた
無機質な死神同然の...

コウモリを片手でつかまえると、
犬持の亡骸になげつけた、
コウモリは
ヒッ…と泣いて、犬持の
はらわたを両手でひきちぎり
キャキャキャとわらい、
前世ハムスターだったかのように
その残骸を口にした、...

思いきり傷口をひろげて
はじめて犬持と紅鶴木は
同じ目の高さになった
それは犬持の背後、
汚れた立て付けの悪い窓を
紅い目をした 心臓の悪魔が
突き破ったからダ！
心臓のかたちをした悪魔は
便座に激突し、
あたり一面...