柊ぎーこ

絡みつくまどろみ
胸が錆びついてゆく
許しを請う悲鳴
響く誰か気づいて
だけど もう、手遅れ
堕ちている 最中
なんだか私 ハンパな形
全部台無し 失敗続き
あんな大事に とっていたのに
たったこれだけ ホントの気持ち...

からっぽの教室には
花びらひらひらり
つぼみも不安そうな
旅立つ日の朝日
空気がよそよそしくって
寂しさがこみあげてく
忘れ物もまだ少し
残ってる気がした
さよならの言葉は笑って言うよ
まだここにいたいけれど涙こらえてね...

　
エンジン キックで起こして 今日も晴れた空
うかうか してるヒマはないから
前進 ちょっぴりふかして どこへ行こうかな
フラフラ してたらおいてくからね
ゴーグルに 流れる景色の様に
すこし 気ままってだけ
昨日とは 違ってる髪型とか
ファッションセンスも気分次第
エンジン音 風にとけ...

夜ふかしのおともには
ホロ苦いチョコクッキー
後悔の味もまたするけど
ヘッドフォンから恋の歌
片思いを彩る
キミの事いっぱいで
今日も眠れない
授業中たまらずウトウト
当てられちゃって もう！ アタフタ！
キミの笑う声も聞こえる...

あなたの愛を問いかける
いつも態度は曖昧
心を掻き乱したまま
のらりくらりかわす
あなたのアイを追いかける
腫れた瞼を開いて
好きなままでもいいのかな
モヤモヤばかり積もる
青い月が昇る
ウシロスガタ...

擦り切れそうに寂しく
フィルムが染め上げた光
どこにでもありふれた恋愛模様
レンズが焼き付けた奇跡は
見失った
あの日の魔法もまやかしに
なっちゃうのかな
コハク色に閉じこめた
悲劇ならばいらない
モノローグなキスをして...