博多番長

赤くきらびやかな野バラに
ばかにされ自信を失ったときも
白く可憐そうな百合から
上品に笑い飛ばされたときでも
顔を上げろ もがけあがけ
泣いたら負けだろ
声を上げろ 騒げわめけ
プライド投げ捨て
泥にまみれ だけど生きる
雑草少女は...

泡になった人魚
海の底　ただできるのは
月を見ることだけ
いないあなたを想うの
切ないほど
恋に溺れていた
おかしいよね
人魚なのに
忘れないで ただ愚かに
あなたに溺れた人魚...

人生は短い
終えたなら ただ長い長い
この道を 歩いて次の
自分の人生 もらい受けて転生を待つ
期待しないけど
殺人鬼だと呼ばれた俺の
次の人生なんてどうせどうせ
(ああ 追い付いた
私シスターとあなた殺人鬼
だけど共に結ばれるなら...

Aメロ
興味ない舞踏会 社交家のたしなみ
父親の言いつけで ドレスに身を包む
地位も素性も隠す 怪しげな仮面で
一夜だけの誘惑 退屈まぎらわす
Bメロ
そんなとき 目が合う不敵な笑顔で
壁際の 私の手 とりささやいた
サビ
こんばんは お嬢さん...

ここは繁華街
マフィア 仕切る街
誰もが恐れ
隠れ生きてる
君臨するは
ひとり殺人鬼
法に属さない
第三勢力
相手など構わずに
平等に殺す様...

夏の日夕方に 祭りの匂い
サンダルひっかけ
ぶらりと ゆるりと
学生カップル
待ち構えるは
祭りの真打ち
打ち上げ花火
だけど
おひとりさまにゃ目の毒さ
だから...

何の用だよ　かみさま
こんなとこ　連れてきて
口を開けば 暴言 文句に
悪ふざけ
恒例 小競り合い お約束さ
ああ もう
くっつくなよ
別に好きじゃない
お前は俺が
すごい好きだろうけど...

火薬の匂いが
鼻腔をくすぐる
けれどもいつしか
気にすることなく
膝つくあいつを
撃ち抜くことしか
頭のなかには
それしかなくなる
修羅の庭さ
銃を構えて...