はじめまして。 小説やら詩やらに手を出している、愚かな野郎です。現在中学3年生。 岡山というド田舎に住んでいます。いいところですよ。が、夜になると鬼が襲ってくるので必ず豆を持ってきてください。
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一番目は上を向いて
二番目はずたずたに
三番目は部屋の中
もう起き上がる気力すらない
冷たすぎる世界に
握りつぶされ 自らの壁を見た
どんなにのたうちまわっても
差し伸べられる手なんてないさ
ゴミ箱の中に丸められ
捨てられていく小さな闘志よ...夢への反逆者
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下駄音響くは
私のひとりぶん
ほめてくれた浴衣
見る人はどこにも
必ず戻ってくるという約束は
澄んだ三日月に
ぶら下がって
宙ぶらりん
冷たい風や暗い夜が
あなたがいないことを...灯籠流し 【応募用】
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今日も馬車は走る
馬蹄を響かせて
赤い馬車が止まったのは あまりにも
赤に不釣り合いな荒廃した街の横
ある人を探して
私は旅をする
さあ歌いなさい
そうすればいつかは
見えないあの人に聞こえるはずよ
さあ歌いなさい...旅芸人 【応募用】
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やっと来た夏休み
瑠璃色の海がきれい
髪をなびかせる風は
私の頬やさしくなでる
今年はちょっと大胆なのよ
紐で結んだビキニ
はやくはやく見つけだして
私の運命の人はどこに
夏休みなんて一瞬だけだよ
砂で焼け焦げる前に 早く...Welcome to summer
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川に反射 町灯り
夜をまだまだ終わらせない
今日も今日とて手招きして
紅すぎる着物
ちょっと寄っていかないかい
お安くしてあげるから
そうさ、ここは美しいすぎる女の園
偽られた笑顔浮かべ
嫌な顔のひとつもしない
他の女にも...遊女 【応募用】
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A
時と時との交差点で
私が拾ったのは一枚きりの
赤い切符
今日と明日の境目で
枯れ木で一人雪の中で
待ち続ける
夢の列車
B
月への旅行...銀河への切符