なおっちなおの投稿作品一覧
-
橘真琴
-
目の前にいるリンは 何やら口を動かし、何かをささやいているようだ。
しかし、今朦朧とした意識の中で、レンはその言葉を聞きとることができなかった。
頭の中で聞こえる。 聞き覚えのある声。どこからともなく木霊する。
キーーーーンと鳴り響く耳鳴り。
「レンッレンッ!!」「起きて!!!」
目を開けた。 ...ヤツは何かを口にして。
-
あなたの小指、私と赤い糸
ああ、あなたが好き。大好き。なのにどうしておびえるの?こんなにもあなたを
愛しているのに・・・
あなたの小指、赤い糸。私だけの赤い糸。
私と赤い糸で繋がらないのなら小指はいらないわ!今すぐ切ってあげたい。
あの子が好きなの?あなたの小指につながっているのは私とのではない...指とあなたと赤い糸。
-
後ろからレンと同じスピードで走ってくる音が響く。
タッタッタッ タッタッタッ・・・
「ヤツ」が二人いるということは前からも後ろからも来るということになる。
「ッくそ」
怒りと恐怖が混じってレンの心境は言葉に表せないくらいだった。しいて出る言葉といったら
「助けて」その一言だ。助けてくれな...「ヤツ」は・・・
-
気がつけば、そこは学校だった。
底知れぬ恐怖と、ひやりと額を流れる一筋の汗。 この感覚。
「逃げろ」思ってもいないのに、体が自然と前に進む、この感覚。
学校の長い長い廊下を見ると、どうやら2-3の前らしい。
レンは何度も逃げているうちに、どうすれば捕まらないかを分かるようになっていた...もう一人の「ヤツ」がいた。
-
恐れているものは何だ?
お化け?殺人犯?カニバリスト?何なんだ・・・?
別に、怖いものが無いと言っているわけではない。
まあ、いいか。今日はそのことを考えたくないから――――…
今日はリンと一緒に歌おうか。
そんなことを考えているうちに、「ヤツ」の存在はレンの頭の中から薄れていった。
「もう、こん...嗚呼、あの悪夢の中に落ちてゆく。
-
銀さん&土方
-
ギャリー
-
きのこ
-
「ヤツ」が・・・もう・・そこまで・・・・
「ハアっハアっ」目をあけるとそこはいつもの自分の部屋の天井だった。
自分の髪をクシャと掻きあげると汗で服がびしょびしょになっているのに気がついた。
「まただ・・・」最近この悪夢をよく見る。
底知れぬ恐怖に押しつぶされそうになりながら、夜の学校を無我夢中で逃...「ヤツ」が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
-
息切れがどんどん激しくなる。
「ヤツ」はきっと僕をどこまでも追いかけてくるような気がしてならなかった。
「ヤツ」はきっと今は階段を上って来ているだろう。
「投げなきゃ、逃げなきゃ・・・!」そう呟いていると同時に「大丈夫だ。逃げ切れる・・」
と焦っていた。
「っあっ・・・!!」
廊下のわずかな...「ヤツ」がクル。
-
ああ、また。
「ヤツ」が追いかけてくる。
僕は「ヤツ」が誰なのかも分からずに夜の学校を駆け抜ける―・・・
「くそっここも!!」長い長い廊下を走り、「ヤツ」が来ないうちに逃げ場を探した。しかし
どこの扉を開けようとしても全て閉まっていた。
そもそも僕は何故ここにいるんだ?何故「ヤツ」から逃げている?何...「ヤツ」がくる
-
Mary・・・
-
舞踏会
-
自己紹介