カズイ

「ふわり、浮かぶ　風に流れる
　雲のように　自由、気まま　生きる
　ことが出来たら　素敵なんでしょう」
　そう言って笑う　君が　とても　儚くみえたんだ…。
　右を向け　左向け　交差点　渡れるよ
　青信号→点滅だ→赤信号　「走らなきゃ！」
　白黒の歩道で　立ち往生　アンラッキー↓
　二人がね、手をつな...

　誰でもいいから　ボクを助けてよ
　こんな時ばかり　カミサマ頼り気味（笑）
　夢なんて夢のまま夢物語だもんね
　叶うわけないと決め付け　諦めた
　ため息、乗せてた　リズムが狂いだして
　おかしなステップで転んで泣きわめく
　見上げた空は　いつもと変わらないハズなのに
　ボクを笑ってる気がするんだ
　...

　望むこと自体　叶わぬ夢
　近すぎる距離を　思い知る時
　無意識の中で　拒まれている
　手を伸ばしても　虚空を掴む
　解り合えること　少なすぎて
　勘違いと　仲違いして
　共有できる　限りあるもの
　結んでくれた　一つの事実
　互いが生きる　世界は交じらず
　真っ直ぐに伸びる　線を永遠に辿る...

　愛しい温もりが　砂のように
　こぼれていくよう　キミを見失う
　暗闇の星空　打ちあがる花
　切なさを残して　瞬く間に散った
　沈む　流れ星が、涙
　伝う　恋し、想う、キミを
　つないだはずの　手がほどけ、はぐれ
　迷子の子供な　私が独り……
　消えた　キミを求め、明日へ
　夜明け　揺れるこころわれ...

　 昏いその場所に　垂れた雫
　冷え切った身体　溶ける個体
　千切れて逝きそう　叫ぶ心
　寡黙な口唇　擦り切れた
　錆び付いた　鍵が痛い　刺さったまま
　鈍色に光る…
　黒にぶちまけた紅（アカ）が　わずか揺れて
　染めた緋色　波を打った
　広がる　痛み　何処から？　「分からない…」
腐敗を...