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取りこぼして 膝をついて
気付いたらいつのまにこんなに重くて
初めて 時間の魔法に気付くんだ
言葉って痛くて優しくて
こんなにも重く背中に張り付いて
でも口から吐き出そうとする音が怖くて
いつも呑み込んで爆発しそうな夜
好きだとか嫌いだとかいう前に
もっと目見開いてみてみなよ
もう捨てるなんて選択肢...知覚
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悲しくても泣けない君は
いつも赤く 白くなった奇麗な指で
痛い程手をそんなに握りしめてるのは
我慢してるからなんだ
泣くことじゃなくて 心が壊れるのを
涙がこぼれない方がよっぽど辛いから
君が壊れないように僕が抱きしめるよ
見せなくてもいい
悔しくてもいい
心の中で一人苦しんでもいいよ...代わりに、なんて言わない。
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想いを測れるモノサシなんてどこにあるの?
地球の裏側まで距離を縮められる魔法なんてない
好きとかそんな一言で解決できるなんて思ってないでしょう?
時間が捻じれてバラバラに動く時計の針に
反比例して冷たく光る私の視線
信じたいの 君の好きも 私の好きも
手のひらに乗せて 小指ぎゅってして確認したい
名...呼べばいいよ
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黒くまとまった霞にのしかかられる
人差し指の先がちぎれそうだ
赤く点滅するアレが削る 注意力散漫
このまま気付かないフリで叫んでしまおうか
ダイスキ
緑の丸がtwice 光って私を染めて
そのまま奥まで敷き詰められた「u」の一文字
こんな曖昧なままで甘ったれた言葉なんて音にもならない
下弦の月がかす...u
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寝息を立てる丸まった君の背中
淡いオレンジのセーターがゆずみたい
ちょっとだけ齧らせて?痛くしないから
もうちょっとだけ ビターなままで
ホロ苦い気持ちで君に恋させて...ゆずねこ