タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧（11）

満月の真昼　踊る走馬燈
もう三千回目の祈り
失ったものばかり数えたがる
悪い癖まだ治らないよ
爪を噛んで　唇を噛んで　黄昏
霞むオレンジやり過ごす　夜のとばりが下りるまで
キミのくれたオレンジチョコレート
凍えた愛は冷蔵庫の中
涙味のほろにがちょこレート
藍色のパッケージ夜空に溶けて　香りだけ燻る...

晴れた日にはウサギ狩りにいこう
晴れた秋の日にはウサギ狩りにいこう
陽気で有能な好奇心をお供に連れて
深い迷いの森にウサギ狩りにいこう
土穴に潜んだ赤い目の泣き虫を仕留めよう
オイルを塗り込んだ狩猟靴はぴかぴか
誇らしげにベストに並んだ真鍮のボタンもぴかぴか
磨きこんだ猟銃ももちろんぴかぴか
楽しい...

ひとつ季節が巡り冬がまた来る
冷たい風がふたり惑わす
ずっとそばにいるからなんて夏の嘘
信じてて秋の雨眺めた窓辺
降り積む白い欠片に遠い春想いながら
凍えそうな夜はそっと寄り添って
ひらひら　風花
悲しい時ほど笑顔見せて
ひとひら　舞い散る
ぬくもりをくれたね　君は陽だまり...

ミク：見つめて　
リン：もっと　
グミ：もっと　
全員：ココロ・プリズム
グミ：キラリきらめく
リン：恋のemotion
全員：君だけに
ミク：君に会うまで知らずに過ごした
リン：甘いトキメキ胸が痛いよ
グミ：思わせぶりは恋の駆け引き...

捨て猫みたいに鳴いた
どうでもいいなんて裏返し
街はいつでも欠乏症
ダイオードぴかぴか　嘘ばかり
物思いならヘンルーダ
贖罪　後悔　お手の物
いなくなりたい症候群(シンドローム）
独りよがりの悪あがき
ボタンひとつでend mark
簡単消去でByeByeBye...

A
冬晴れの空　窓辺の頬杖
枯れた薔薇と片目のぬいぐるみ
御伽話へ招いた絵本は　
破れたままで　がらくただけが部屋をうずめる
B
一人遊びが好きだった　自分で自分を抱きしめた
大切なものは知らぬ間に色褪せていく
S
La la la lullaby　lullaby　...

そしてほら　なにも言えないまま
終わりのチャイム遠くに響く
茜色　頬にひかる涙そめて
長くのびた影だけそっと寄り添う
なにも　なにも　忘れない
一番大事な夕焼けの記憶
かりりと　噛んだキャンディ
甘い痛みがきゅんと胸を占め
さよなら　もう言わなくちゃ
目に染みる眩しさに　さよなら茜色...

My　dearと綴った青いインク
滲んだ文字を折りたたむ
白い封筒積み重ねて
月への階段作成中
胸に積もったRegret　
髪を弄ったTempest
爪先立って伸ばした手から　
するりと去った金色の月
宛先ないまま　降り積もる紙飛行機
届かない手紙　届けない手紙...

Euforia　手のひらの上の幸福
空跳ねる勇魚（いさな）　森渡る舟
優しい祈り　忘れた痛み
確かなものは　すべて遠く
永遠を結ぶ　幾何学の波
願いひとつ胸に抱いて
眠りにつく昨日
目覚めるための明日
間（あわい）に溶ける時の波形
世界を包む終末の歌　Euforia　...

[1]
金の海そよぐ夕暮れ
神立ち　あなたの声で
爆ぜた記憶照らす　稲妻
くるり　因果巡って
許されぬ想いに落ちた　神代の時
人の世で　捩じれた運命（さだめ）囚われ
恋はそう稲妻
たとえ引き裂かれても
消せぬ想い　埋火...

マリオネットの恋は　揺り篭揺られ眠る
ゆらゆら　穢れ知らず眠る
歌うための人形　あなたの唄をうたう
るらるら　切ないこの調べを
あなたは気付かない　朽ちたがらくたに宿った　
許されぬ　この想い
隠して　歌うの　笑顔見せて欲しくて
螺子を巻く指の優しさに
不意にこみあげる愛しさに
硝子の心は　ひび割れ...