タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧（8）

いつか見た夕立の日
儚げに咲いた笑顔
林檎飴をかじって
心染めゆく花火
昔聞いたお囃子が
今確かに木霊する
子供が綿菓子食べ
駆け上がる夏祭り
華の美が
色を忘れぬように...

さよならと言えず　悲しみの涙を
送ることしか出来ない僕は
真っ白な君に　貰った数の分だけ
愛してると言い　送り出す
紫に溶けた空の色　君と混ざって雲一つ
割れかけてた群青の海　何一つ遺せやしない
朽ち果てた心の褐色も　セピアの映画も
今ではただ部屋に眠り　夢も見ずに
ボロボロになって残された絵本みた...

過去の記憶に嘆いた君は
残酷なくらい優しくて
闇に呑まれて初めて気付く
「ねぇ希望ってどこにあるの？」

足された絵具で
どんなに着飾っても
キャンパスが堪え切れず
破れ去っていく...

愛をあげようか
そう言ったら
君は笑うかな
無音の世界は
やたら狭く
痛くて苦しい
進む時代と雨は
どうしてこんなに
虚しく笑うのだろう
教えて...

笑う横顔　そっと見つめ　
甘い体温　あなたのせい　
今すぐにでも　想いを伝えたい　
見つめるだけで　言葉に出来ない　もどかしい　
目が合うだけで　優しくなれる　
誰よりも　二人近くにいたいよ　
好きが溢れて　甘くなる恋　
私との　赤い糸があなただと　
そう思わせて　
埋まらない距離　怖くて進めない　...

降り注ぐ悲しみの雨
空に舞う白い煙
最期まで隣にいてくれた君は
笑って逝けたかな
本当は「ごめんね」と言われたあの日
こんな日が来てしまうこと分かってた
でも君が無理矢理笑うから
私はただ君の震える手を握ることしか出来なかった
頬を伝う雫は涙か雨か分からない
あの日の君もこんな気持ちだったのかな...