マコスケ

＝夏の空と少女＝
畳の上に寝っ転がる
結んだ髪を解いて
なんにもない壁をじっと見る
時折窓から見える
鳥とか虫とか
飛んで行くのを目で追っかける

＝干からびたカマキリ＝
東京に出てきて30年
俺はいったい何を求めて来たんだろう　と
自分の心に問いつめた
けど
結局答えが見つからなかった
気付いたら　自分は家に帰ってた...

＝想像の世界＝
気づいたら０時過ぎてた
月が喰われていくのを
遠い此処から見てただけ
聞いてた曲
自分だけのPVが
頭の中を駆けめぐる
誰かが雨にうたれてて
手を見ながら泣き叫ぶ
道に崩れ落ちたガラスの破片...

＝ Summer Load ＝
独り電車に揺られてく
別れた友達思い出しながら
暗闇のネオンを流し見る
別に期待なんかしてないけど
携帯が鳴るのを気にしてる
なんてことない会話から発展していく
Oh, Summer Load...
区間と急行が入り交じるホーム
ベンチに座って電車を待つ...

＝同じ世界＝
陸橋に立つ　おやじ二人
夕暮れ時間に見る景色
きっと二人は同じ色を見て
きっと二人は同じ空気をすっている

＝偽物の空、進む時間＝
白い窓の外を眺めていた
止まったままの白い雲
止まったままの青い空
二度と動くことのない　その時の空
そんなんで良いのか？
止まったままで良いのか？
剥がそうよ　その写真
綺麗な空で美しかったのはわかる
でも進もうよ...

＝奴の一人旅＝
奴はこんなクソ寒い時に
ひとりで公園にいるらしいんだ
誰か奴を呼んでこいよ
誰か奴にコート持っていってやれよ
バカだって言うけどさ
奴は真面目さ、本当は
ほら、あのブランコに座って泣いてる
聞いて見るといい、泣いてる理由
たぶん　上手くいってないんだ...

＝白い花とキミ＝
やっとキミの100点の笑顔が見れた
私はその何倍もの笑顔になってるだろう
どんな時でも私の傍らにいてくれたキミ
何度救われてきただろう？
数えきれないよ・・・
ありがとう　ありがとう
キミに出逢えて良かった
それだけでも嬉しいのに
これからずっと...

＝月明かり＝
月明かり　静かに照らすは　私の涙
夜の風　優しく吹いてる
ふわり　ふわり・・・
夏と秋の虫の音が交ざりあうこの季節
遠くで誰かが呟いた
「幸せってなんだろう？」
せみが鳴きやみはじめ、とんぼが空を舞う
ただそれだけの時間が流れてく
空に浮かぶ　あの雲はどこで　消えてゆくのかな？...

＝赤色の導線＝
頭ん中に赤い線、ちゃんと繋がってる？
時々無性に痛くなる
誰かが解いたんだろう
目的地まで塞がれた
あと一寸の距離なのに
この手、そこまで届かずに
僕は悔やんで泣いた
砕いたよ　粉々になるまで
サラサラと散った　雪のようにな...

＝ Don't bite yours nails. ＝
寂しいからって爪を噛むなよ
どうせちっぽけな事なんだろ？
だったらここに戻って来いよ!
俺らがいるじゃねぇか
下向いてたって
何も良いことは見つからねぇぜ？
まっすぐ前見て
キリッと行こうぜ!
ムカつくからって爪を噛むなよ...

＝ Don't speak with mouth full!! ＝
奴はいつも食べながら
口いっぱいにして　俺の前でしゃべるんだ
奴の名前はジム
凄く頼りになる奴なんだけど
いつも言ってやるんだ
「口の中いっぱいにしてしゃべるなよ」
周りが白い目で見てるのがわかるだろう？
頼むから落ち着いてくれよ
...

＝冬の星＝
こんな冷たい風でもさ
輝いてる星がたくさんあるんだよ
ちゃんと意味があって　名前のある星
サソリ座が僕を呼ぶ、きみを呼ぶ
「僕の背に乗りなよ」って
はさみ動かして手招きしてる
それに応えて僕らは浮かぶ
上から見下ろす街並みは
星にはかなわない明かりが動く...

＝年中無休＝
反抗期
季節
食欲
恋心...

＝離れないもの＋α＝
イチャイチャカップルの手
妙に密着する身体
通じ合う心

＝ Original Rail ＝
今　僕たちは
前を向いて歩かなきゃならない
何処までも・・・
たまに逸れたって良いんじゃないか
オリジナルだせ!
一度しかない人生
自分の好きなように
好きな道を創っていけば良い
無駄な物事なんてないんだ...