「ナナカナデ」と読んで下さい。
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わたしはいつだって表面上ひとりきり
「殺したいほど愛してる」
ああ、なんてクサい台詞かしら
ねぇ、
海の境は誰が決めたの?
あなたとわたしの境はどこ?
そんなことに意味なんてないわ溶けて混じり合ってしまえれば
滑稽な独占欲
非現実的な理想
鳥籠気分のわたしたち...affectation
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ボク以外の人と話すことなんか、意味ないでしょ?
芽吹くことを忘れた感情が
今 音を立てて蔦を這わす
鎖繋いで 心閉ざして
それでもボクはわかってあげられる
キミの全てを包み込ム暗闇になりたいな。
意味を成さない願いが
思考 奪っていく
楽しい夢と限らないのなら
悲しい夢とも限らないだろう?ボクがキミ...鳥籠のキミへ。
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ひとりだと嘆くキミの歌声で
目覚めたボクも またひとり
出会わない運命なんだとしても待ちぼうけでも 構わない
枯れ草だらけの丘に寝そべって曇った空を 眺めてた
静かに朽ちてくボクの世界で
そこだけが変わらないから。
悲しみ溜める 水の歌
深い泉 たゆたう孤独の森 鐘の音 縋るキミ
「囚われの姫君みた...ちっぽけなせかいで
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あなたの隙間 狙いに行くの モスキート
今日も わたしの 心 体 あ・な・たで満たすの!
宵闇に 紛れて あなたの油断誘ってるの
少しずつ 忍び寄って あなたのと・な・り!
鈍感な あなた 気付きもしないで
美味しいよ なんて 笑顔を晒す
そんな 余裕も 今のうちよ!
ちらり 見えた 首筋に唇寄せて...モスキート。
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はじめまして こちら路地裏
細い月の照らす先。
迷い込んだ この狭い道で
不思議な猫に会いました。
黒い毛並みに 緑の瞳
少し短めの しっぽ。
はじめまして 見ない顔だね
ここは初めてなのかい?
じゃあ名前が必要だよね
「白猫くん」でいいかな?...路地裏ノワル(推敲中)
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甘い恋なんて戯れ言だって
耳元で囁くのは所詮は悪魔
突き放せないのを良いことに
人の心に忍び寄って
どうせ嵌るなら甘い罠に
甘美な緋色のソースを添えて
これは私のためのバッドエンド
このままじゃ終われない、そうでしょ?
苦いビー玉噛み砕いて
悪魔に焦がれた現実に...ビー玉天使