タグ「曲つきました!」のついた投稿作品一覧(15)
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忘れればいいんでしょ?
忘れられたらいいんでしょ?
かばんに落書き
こんなとこに書くかな?
風が強い日の午後
文房具屋さんのはす向かい
いつもの帰り道
砂ぼこり舞い散る
なんかね目が痛いけど
大丈夫だから...砂ぼこり
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ほら まただ さよならだ 雪の花びら
ほら 私 消えたいよ 消えたい 消えたい
あなたが言ってた 言葉の意味も
なんだか知ってた 不安で泣いた
もし冬が寒くなかったら
白い花が窓に咲くのかな
もし冬が寒くなかったら
ずっとそばにいてくれたのかな
ほら 溶けた 指先に 雪の花びら
ガス燈の明かりだけ...ペルスネージュ
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きらめく風 春が微笑むような
優しい光が二人を包みこんで
桜の花 祝福を浴びながら
私が夢見た二人の物語が始まる
そんな日の歌
好きだった 何もかも
喉の曲線も 髪の色も うなずく仕草も
卒業の日の朝に
始まりの合図 そう信じてチャイムを聴いてた
ずっと遠くで見てた そんなのが嫌だった...はじまりのうた
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流れ星を見つけたよ でもムリだね3回とか
願い事は そんな短く言えないから
もしも君に会えたなら たまに思い描くけれど
君の前じゃ 1回だって言えないのさ
どきどきする ふわふわする
これはそう つまり
恋に恋してるとかじゃないんだってば
Read me! ねえ気付いて
私の心の中の言葉に
Read...README!
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そばにいても 気づかない
鏡越しの 二人なら
すれ違い
笑うときは 悲しくて
泣いたときは 嬉しくて
もう一度
笑顔のまま 抱き締めてよ
ふざけながら 泣きたい...亜シンメトリー
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ため息が金色 揺れて かもめの気配
あぶく
コバルトの優しさが 咳払いで 影に散ったの
翳む光
あなたの夢、見た、それは世界
続く不条理が 頬を掠め、切る
あなたの夢、続いた、声も聞こえた
彼方に水晶の時 抱きしめた、あぶく
ため息が揺れる 泳いで流れ着いた
闇の中、見る、ここにもある ...AQUAMOTION
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空に浮かんだ 真綿のような
どこにも行けずに ふわりと
海に沈んだ 小石のような
どこにも行けずに ぽつりと
やりたいことが 見つからなくて
焦る気持ち 晴れた午後
mp3の 曲の中だけ
希望なんて 歌ってる
さなぎの中から 抜け出せるのかな
コーヒーの湯気が 優しい...さなぎ
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困ったときの呪文は なぜかレモネードの味
曲がった先の向かいで 青空が見えるの
やっぱツイッターだけじゃだめかな 今日も寝不足の路地
止まったままの時計が からからと笑うの
あなたからの着信が 鳴った気がして
なことあるわけないのにね 画面無表示
5ミリ切った前髪も 誰も気づかない
だけど気にし...レモネード行進
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帰り道 見つけた 松の実は 琥珀色
二人きり歩いた 朱色の夕焼け空
好きだよと 言えたら 一緒にと 言えたなら
そんな思いは 秋風に飛んだ
遠くへ行くあなたへ ふわりとまる その赤蜻蛉
ふわふわあなたの心に とまれなくて ただよう私
せめてあなたを 見つめるだけで
焦がれそうな思い 胸に隠してたのに...秋空、あかねいろ
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ここでいつか それをどうか
何も言わずに 駆け昇った虹
雨の粒が 足の指が
夕立 きらめいた夏に
草の匂い 君ばかりを見ていたら
凛と光る あれはカシオペア座
ここにはない ただ 遠くまで 遠くまで
ふわり 消えた幻
気遣うように 君の紡ぐ言葉が
聴きたくないよ もう少しだけでいい...Faraway
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つないだ右手の 淡いぬくもり
夏の木漏れ日に まぶたを伏せた
苦しんで ようやく辿り着いた
答えに向かって 君は歩く
夢を描く足取りさえ 眩しすぎてただ私は
ああ なんにも できない
小さな駅舎の 白い壁から
思い出に変わる ベルの音響く
鳥かごの 中に二人はいたの
本当は自由に 飛んでゆける...なにもできない
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8月の 雨に打たれて
バス停の 先を見つめる
今ごろ君は何を 思っているのかな
ありふれた恋ひとつ はじける
聴こえない言葉で いつも君に 叫んでたけれど
君には届かずに 冷えたままで 落ちていたんだね
ひまわりの 緑の葉には
大粒の 涙あふれて
時計戻せるのなら ねじが切れるほどに
巻き上げてさ...8月の雨
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指でくるくるしてた 髪先
実はどきどきしてた ゆらめき
何気ないひと言も 口先
意味をほら探してる ひととき
制服のスカーフ揺れて
でも 気づかれたくないから
赤いゼラニウム
恋するふわふわ
めんどくさくて困る
それでも少し泳がせて...ゼラニウム
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さっきの世迷を どっか透かして見てる 水無月の夜
突起で傷つく ずっと疑いながら 信じてもみる
優しい昼下がりが とばりを下ろすよ
私独りきり笑むの
彩る舞いあがりが 最期を照らすよ
私灯りさえ飲むの
散ってはひらりと いっそ葉蔭に朽ちる アイリスの夜
だってねレモンで そっと絞ってみせる そんな尖...アイリスの夜
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風見鶏の まなざしのように 優しく
春の雨が すくんだ肌を濡らす昨日
わからないことは 目をふさいで
丸暗記してた 世界の隅で
僕と踊ろうよ 満月 銀の光に揺られて
アマリリス 失う間際のキス 白い鳥が笑う
そんな浅い夢の中で
何かの色? 思い出せず 愛が失せる
紅茶の葉に にじんだ角砂糖が ひとつ...アマリリス