みゅーる

君は 君は 天使になって
正の解を 大雲の背中に
その青色が眩しすぎるからと
目を逸らすのは弱さか
藍景を探す為の四拍子
視界包まれていくモジュレーション
揺れる街を臨む夢の途中
染めきってやれよ運命を
一切も合切も乗りこなしてやる
落ち込んでやる その穴に...

雨が綺麗だと思ったのは
君と同じだと思ったから
君を綺麗だと思ったのは
もうここにはいないから
朝焼けの空藍の雲
空っぽな僕を嗤うのです
譲れないからって譲るのは
隙間をちょっと埋めるだけ
触れられない快然な風を
燻った目で憧れた過去を...

満天を衒う街路灯　流れ星落ちない簡単なスーサイド
あたしを殺した肌にさ　爪を立てて居場所を残したい
ありふれすぎて落っことした嘘たち　紫に消える雨
切って縋って…やだ　つまらないのね
置いてかないでずっと届かないよね
光を望んだ少女　過去になっていく
あぁ　塗りつぶされてく足跡が　あたしとあなたの速...

Ａ
紙の端で指の先を切った
ちょっと痛いな なんてそんなことまだ思えるんだね
流れ出る赤い涙が落ちた
ちょっと痛いな なんてそんなことまだ思えるように
Ｂ
生きれるほど 僕は強くは無いよ
有限の価値と停滞の焦燥が
奇跡を反芻する 自業自得の奇禍なんだ
あなたの事が...

A
もっと色褪せないように
渇き命 絶つ苦悩に
星降る華 消えた祈り
言って言って、言って
B
狂えない事が幸せって
泣かないなら 咲かないなら
生まれて来た理由も無く 漂って
S...

Ａ
手の届かない雲と空
見上げる君を見つけた
手を伸ばしてる背の低い
愛らしい君を見てた
Ｂ
震える心臓の色が滲まないように
歪んで視界の色が鮮やかになる前に
Ｓ
聴かせてよ教えてよ キミのこと...

A
知らない誰かと知らない誰かで
エンドロールのリボルバー
A
怪奇な回帰で硝煙の臭い
落ち度はないけど地団駄
B
円型 欠損 損傷 終了
れっつごーいっちゃって
軽い気持ちで引き金を引いて...

A
夢を見ていた 短い夢だ
理想の叶う 儚い夢だ
B
何かを捨てたいと ずっと思ってる
なにも捨てられやしないのに
何かを捨てたなら 何を得られる？
きっと何も捨てられやしないけど
S
後悔なんてない 未練なんてない...

小さな町灯り ふらり 消えた
またひとつ 藍にとける
宙ぶらりんな僕 ふらり 越えた
またひとり 藍にとけた
6秒半のエトランゼ
ああ ゆらゆらゆらり
動かなくなった世界で
切り取られただけの邂逅
僕の時計だけ回るよ
そう チクタクチクと...

誰もいなくなる 寂しい虹の下
古い路地裏の 室外機の風が
長い髪を撫で上げて 空気にとける

この街も もう終わりだね
そう切なげに声をもらす
その顔も もう見れないね
この悲しげな横顔も
今を捨て 過去を泣き
走る雲の上彼方まで永遠を...

Ａ
あなたの替わり あなたは変わり
私は替わり 私は変わり
狭いセカイ 誰も知らない
気づく人はいない、居ない
Ｂ
今日も笑って 幸せだなって
明日も笑って 生きてるんだって
Ｓ
その腐った笑顔で 涙を拭った...

A
絶えない嘘 陽の沈まない夜
買えない愛 もう戻れない過去
B
雨に打たれ傘を忘れ ヒトの心も忘れた僕を
拾うエゴをわがままを 人になりきれなかったモノが
S
偽善者と笑え 「悪だ」と殴れ
そんなの知っている 全ては無駄だと
意志を突き立て 「生きる」を終われ...

寂れた路地裏の 汚れた野良犬と
くたびれたＴシャツの 汚れた僕と
惨めな思いも悲しい思いも
苦しい思いを繰り返して
明日なんか 来なければと
逃げる僕を 探すように
明日を願う君の心が
あったらいいな なんて あったらいいな
近くで小さく見える光
なれたらいいな そう あれたらいいな...

見たことない 淡い世界
連れていってよ 寂しいのかい？
いなくなった 君に会えた
触れることは できないけど
怖いなあ 逃げれば
暗い夜道 悔やみも
滲んで 濁した
全部が嫌だったの
僕は強くないから...

壊さないで崩さないで
クズれていく
終わらせて消して消えて
飲み込んで息を止めて
冷たい風が吹き下ろして
ああ、落ちてるみたいに
景色が近くなって
バカだなとか考えてる
壊れて崩れた僕の視界で
淡く見えた君の笑みが...

未来乗せ　揚力を得て
雲の上へ
Dramatic　水平線を
なぞってく
どこへ　行ける
見たことない景色
希望と期待　少しの勇気さえあれば
想い　届けたいから
この滑走路がスタートだ
夢へと　行くよ...