牛が好きです。 発掘するのが好きなだけです。
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気づいたら大人になっていた
いつの間にか我儘になった
他人(ひと)に言うわけじゃないけど
椅子に深く腰掛けて
カーテンの隙間から見えるものを必死に眺める
空の綿菓子を見つめる
外は暑いだろうなと他人事
小さな頃は陽炎の中を切り裂くように
自転車を漕いでいた
昔は写真の中にいたのに...夏の日
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色褪せない君の声
かこも いまも 未来も
世知辛い世の中に
君という存在を見つけた
小鳥の声が耳をくすぐる
待ちわびた君に
涙腺が緩んでいく
焼き付ける 君の声
君を待つ またこうして
おかえりを言うために...Eifuku ※
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洗濯物が肩を震わせ
煙草の煙が笑った
ありんこの行列は規則正しいのか
僕にはわからない
大丈夫? 手を差し伸べられた
僕はそこまで弱くないよ
僕を見捨てないで世界
罫線が歪んでいった
僕はそれをやめた
人の下敷きになる...スーツ
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はい、チーズ
レンズ越しに写る君の笑顔
君の日常 午後3時
3 2 1
レンズ越しは少し遠い
手を伸ばす 午後6時
シャッター音
レンズに君の光が注ぐ
君と僕の焦点が合って
目を逸らしたら負け...シャッター
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『 at 』
僕の居場所を指して
当たり前の日常
忙しなく過ぎてく時間
絡まった感情
『 at 』
世界に一人の僕
一人に一つの価値を
比較なんてしないで
劣等感のかけら...@
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未熟者を見つけた
大きな大きな痣を抱えて
帰り道もわからない
波にのまれて僕は傷心
おしゃぶり咥えてる
誰か僕を慰めておくれ
音の鳴る方へ走る
気に入ったものだけを見せて
たまには気まぐれでいいじゃない
ハイハイ...大きな赤ちゃん