独楽子の投稿作品一覧
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忘れてたことが なつかしく廻りだす
わたしの前世のお猫さま あなたの来世のナポレオン
いつまで走るのお姫さま あまたの花束お昼寝日和
さようならポルノ・スター
こんにちはわたしサンド・バッグ
メリーゴーラン飛び乗って
誰でもいいからわたしをさらって
空白の前日三日間に
ハロゥトゥモロゥ消し去って
誰...クロクル
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いつの間にかさよならを繰り返し 今も、いつも
ぬかるみに泥だらけの指の先は、君に伝わ る?
この手に揺れるマリーゴールド、私を置いてく世界を いまはなにもいらないんだ
その 機械のような心の中に、信じたころの約束 君が笑う夢の中に
染み付いた白い服、あとを残し 笑顔だけ まだ
もうここには悲しみし...Marie Yellow
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くすむ 温度
16歳の ぬかるんだ 指先のひろがり
かすむ 朝の すりガラスの向こう
まぶた 落ちて ストロボがひかる
しるし ペタリ
16歳の ころがった 胸元のゆらめき
ねえ ぼやけたカメラ 消えたストロボ
溶けたアイスに なくした指輪も ね え
背中に這うピアノ
広がり揺らめいてく...aRtiFiCial flOwers
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【Aメロ1】
いつも 描いていた 僕の夢 じっと、待っている
ふたり あるいていく そんな夢 ずっと、浮かべながら。
【Aメロ2】
けむり になる前に 君は言う。またいつかね、って
ひとり 嘘っぽく笑う。 また、泣き虫になるんだ。
さよなら
【サビ1】
mellow : flow ねえ ただ 思い出...シュレディンガーフレンド
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揺らす 歩く歩道のうえ
消して 思い出すよ、僕らを。
見えなくなった爪の先
そこで ここで 小指に 結ぼうとした赤い糸
夢と解ける
今は 気づいてないフリで いいよ 考えることじゃない
硝子に映る僕の顔 俯いてからじゃ遅い
空を裂いた中指が
静かに叫ぶ
さよなら 僕らの カンパニュラ...さよならカンパニュラ。
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呼吸をすると、自分の中から何かが出て行く
そうやって、僕はまた空っぽになった
全てのものは
緩い 感覚から
白い 体温から
冷えた 横顔から
夢の 裏路地にて
過ぎ去ってしまう
ねえ
真っ白な雲は綿菓子になってくれなくて...アーティフィッシャルと小宇宙
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向こ う 雨の中は 真夜中 しめやかな目
そう ね 電車はまた くぐもった声で笑う
浴槽 沈んでく 甘い 小宇宙を
あの 冷めた食事に
そっと 閉口するように
彼女の上手な たとえ話 でも
さあ 声を取って絡めて
描く 放射線
ありふれた景色に 思いを伏せて離した
まだ ね 電車はまた 劈くような声...砂糖漬けのエトワール
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適当な言葉で 耳を塞ぎ笑ってた
声ばかり美しい奴が街を壊して
理由なんてないでしょ 貴方も分かってるくせに
シュガーコート脱ぎ捨てて 歩いて行きたいから
フォーミー 繰り返す ビートに
この思いが消えない限り私の中には
アイディ 繰り返す マイリー
置き去りにした声が美しいとでも?
あれ あら ごめ...擬似ガール・メランコリィ
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記憶がただ
つみかさなって
つみたおれて
夜にはまだ別の場所に
行くのですか?
のどあめの曖昧な酸味
雑音の海に呑まれた横顔
ホットミルクとカラメルのチョコを混ぜれば
可愛いあのこのドリー
「ベルベット」と夜が好き...アニー
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トローチの副作用
気分なんて最初から悪かった
さかさまの空から落ちる
少女の落下点
乾いた喉が水を含んで
その過剰な水分で
青くみにくく変色した
花言葉は家族愛です
きみも
ぼくも...セピア・アイズ
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コップに水を注いだ
冷め切ったスープを温めても
その世界を鍋で煮ても
幸せにはなれないと言うの
入り口と出口をつなげる
終わりと始まりをくっつける
僕は永遠になった
せなかと
せなかを
細い糸と針で縫い合わせて...トローチの少女と老婆
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ふわりゆらりゆうゆう
空で遊ぶとお姉さまに怒られる
Cold wallに青いマーカーで描いた
思いは砕けて濁った水になった
Large Love Caringをもって 会いにいく
小さな青に見えたもの 見えない右目に小さな嘘
縫い物は青い絹 Needlestickに黄色い針を一つ
君...うそと二次元ワールド
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くちづけを
Non dimentica.mi.
おあずけさ
君を埋める所は
永遠と永久の楽園へ
言葉は融けて
ガラスになった
ガラスは割れて
光になった
光は消えて...doesn't understand.