setsu-a

温かい　上着を脱ぎ捨てて
殻に閉じこもってすべてを拒絶する
自分がいた
愛しいのは　夢か　孤独か
わかっていても　こらえきれない　この歩み
肌を刺す　鋭い枯葉
嘘だらけの理由を並べながら
ふと立ち止まる　道は分かれ道だらけ
どちらに進めばいい？
どれだけ進めばいい？...

暗い森　さまよえる　行き場所さえわからないまま
ひとりきり　虚しく亡びた彼をのこして
闇の中　思い出す　泣き方さえわからないまま
「一度きり」　虚しく壊れたカレイドスコープ
ばらばらの破片を かきあつめて
並べ合わせても 何でつなげる？
「戻りたい」　言葉　無意識に紡ぐほど
戻れない　何も　残されて...

暗闇の中　囚われて
孤独の中　眠る僕に
暖かな優しさ　感じさせてくれた両手
傷ついた　僕の翼
凍てつくような　闇までも
全てを　光に変えて
僕を　ふわりと包み込んだ
強がりで　弱虫な僕は
羽ばたく術さえ　知らなかった
大好きな　大好きな"光"...

抜け出せない　不可逆の連鎖
ずるずる　はまっていくだけ
気持ちとは裏腹に深く深く沈み込む
不可解　愉快　正解は何?
わかってる　勘違い　愉快
知ってるもの　その優しさ
笑顔は私のものじゃない
厄介　誤解　感づかれる　前に
「出会わなきゃ良かったなあ」
そんな事を言っても...