タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧(12)
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星のピアスを片っぽだけ
失くしたままで発車のベル
火照る鉄路を叩く度に
花火は波を揺らすばかり
遠く風車の街へ夜行は往く
――震えていた頬の右手、
散らかっては狭い部屋、
映画を観る寝癖のカーブとかさ。
拙い鼻唄 褪めていった
物語を眠らせよう...夜行
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ねえ 海辺の白い町で
きみはレイトショーを観ていた
ねえ 昔のヴァイナルをさ
朝までずっと聴いていたよね
電車 響くアラーム 誰かの舌打ち
C8H10N4O2で目を覚ましC2H6Oで眠る
いらない連絡先に埋もれていくのは
二度と還れない一夜のアムネシア
背中を湿らす因業
雨滴の音を数え眠った...ネルハ
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真夏の陽射し
気の抜けたコーラに
タバコの煙
くゆらせて微笑み
いのちのにおい
奪い合う果実に
確かな未来
不確かな現在
くるくる回り
戯けては微笑み...魔法
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気の抜けてたサイダー
寝過ごした日曜
ゴミ出しを忘れて
部屋が狭いな
ふと思い出してる
切ないメロディーは
あなたの横顔の
輪郭に似ていた
こんな日々がずっと
続けばいいのにな...もうおしまい
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「最後の酸素で 何を描こう?」
眠る指先は 淡く静かだ
隙間のない景色 水色の過去
きみがメロディを 唄にしたんだ
「寂しいなら 空しいなら 鍵なんて棄ててしまえ」
そんな言葉で隠した 傷跡がひらいてしまった
だれもいない歩道橋の 空を切りとるサイレン
ほかはなにもいらないから もういちどだけきかせ...6/7
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息が詰まりそうな青空も
棘に変わっていた思い出も
君の一言で変わったよ
音をあつめて塗りつぶすよ
合わせて 音 いち、にの、さんで鳴らせ
「この涙はどこから出てきたの?」
ほら 君から伝わる想いが
音になって リズムになって
いま はじけるよ
「この涙はどこから出てきたの?」...鳴らせ
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きみのこと 知りたいよ
好きなもの 嫌なこと
ひとつずつ 集めるよ
全部 たからものだよ
廊下を駆けてく あの子の背中
どこへ行くのかな 気になるな
好きな人いるの? 気になるけれど
踏み込んだ話は できないよ
きみのこと 知りたいよ
好きだから 誰よりも...きみのこと
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赤色の絵の具から なくなっていくのは
潮風の記憶から 目が離せないから
あの人が右肩に 遺した嘘はもう
消えたのに 感触が 焼きついていて
溺れて憶えて懼れて壊れていく
愛隠して求めあった過ちを
生の声が木霊する身体を
快無くして会いもしないのならば執着を手放せと?
相反する言葉と手のぬくもりと
罪...V∅D
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夏恋コネクション (Instrumental)
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肩ひとつぶん 近づいて
私の耳に囁いて
嘘つけないあなたの瞳に
私はもう気づいてるから
奥手にも程があると思うの
私のサイン全部空振り
花火に行こうよ 海も行こうよ
だからなんで友達呼んじゃうの
強がったって夏は暑いよ
そして何より一度きりだよ...夏恋コネクション
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別れてく 世界線と時間軸
消えていく 君がいた淡い記憶
さがしてる 困ったように笑う顔
僕は今 ひかりさえも超えていく
追いかける
ふと気づく 胸の奥で声がする
求めてる たったひとりの誰かを
流れてく 星たちの歌が今
過ぎ去った 時間さえも書き換える
消えていく...夏恋リンカネーション
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今年もまた 暑いみたいだ
もう蝉が鳴いてる
夏期講習 ふたり抜け出して
どこまで行ったんだっけな
あの日まだ幼かった僕らは
花火の帰り道にキスをした
あなたの微笑みが
教えてくれたんだ
空の青色も星の光も
また壊れそうな心を...夏恋リフレクション