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【1A】
そよ風に揺蕩う 波小舟の影は
まるで僕の心を 咎めていた
両手から溢れる 膨大な時間は
僕が持て余すには 十分だった
【1B】
不甲斐なく見上げた 空は青くて
隣にいるはずの 君はいなくて
雲に伸ばした手は 届いているか?
君がいない空に 僕は溺れていないか?...君と見たあの日のcontrail
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A
曲がりくねった虹に誘われて
深い雲の奥へ走り抜けるボクがいた
夏の木漏れ日 掬いあげる君を
雲間から見惚れていたんだ
B
おかしな魔法を浴びたっぽく ココロがくすぐったい
光と戯れる姿が寂しげで
濁った僕の眼は
涙零す君を見たから...ボクと虹のクライベイビィ
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【A1】
目眩を誘う カフェイン作用 忘れた記憶 思い出せる
甘いミルクで 誤魔化したのに 余計に苦味を感じた
【B1】
何度も塗り直すマニキュア 君が褒めてくれたマジェンタ
あの日の輝きを取り戻したくて
【S1】
指と指を絡ませてみても 君と私に何が残るの?
伝わるはずのこの体温は 雨に濡れて届...Culaccino
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手のひらに舞い落ちた 一片の花が
ふっと 音もなく消えた
すり抜けてゆく風が 愛撫するように
そっと 頬を撫でた
淡いサクラ色に染まれ 私の恋心
春の薫りに誘われて 深い闇に溺れ落ちた
星の隙間から零れた 魔笛の哀しい音色
月は私を見下ろして 兎とじゃれ合った
寄り道をした先で 嘯いた鴉(とり)が
...葉桜ジングシュピール