通行人Z

歩き疲れて　立ち止まる時
周りを見れば
見知った街と見知らぬ景色
はじけて混ざってる
この道を左にいけば　好きだったラーメン屋
駅のホームで　一人座って　コーラを飲み干した
小さな頃に見た　未来の自分は
今濡れながら確かに歩いてる
雨　降り続くよ　誰の真上にも　不安を流し落としてくよ
雨　降り続くよ...

現実と仮想の狭間に生まれた僕はバーチャルハーフ
現実と理想を彷徨いどっちつかずにいる
混沌と無限のとなりに住んでる君もバーチャルハーフ
淡々と期限と戦いそっぽ向かれている
繰り返す　魔性のリズム　欲しい物は君のおしゃべりべり
波に乗る　その日まで　フォークダンスを踊り続ける　
生まれては消え　輪廻転...

どうでもイイジェリア
どうでもイイジェリア
なんでもナイジェリア
どうでもイイジェリア
そんなの気にしてらんない
どうでもいいジェリア
こういうのアルジェリア？
こういうのアルジェリア？
やっぱりナイジェリア？
こういうのアルジェリア？...

カレーの中身はヤミ
カレーの中身はヤミ
この街の谷の深さに
じゃがいももびっくりしちゃう
昨日のご飯は何？
昨日のご飯は何？
冷めた気持ちに魔法をかけて
一口で飲み干そう
　
とんできた　とんできた...

夕方5時から　家に帰れば聞こえる
走り出すよな　踊りだすよな交差点
いつものカレーのにおい
大きく吸い込みあるいてく
夕方5時から 家に帰れば見える
雨の上がった　駐車場を横目に
赤い夕日目がけ
明日の誓いを立ててみる
通りの向こうから
大きな影が伸びたなら...

敷き詰めたマス
ふれるモノリス
こんなの僕は朝飯前です
目を覚ます
狙いすます
おじゃまをします
人を妬まず
仕掛けるリトマス
基地の印は絶対X
色を塗り込む...

君と合うのは一年ぶりだね
君と私のアツい関係
赤いゲージもぐんぐん伸びそうだ
遠く聞こえる夕立木立
机のうえの水出しコーヒー
あまい色付き氷で舌鼓
夜の黒に溶ける
すごい秘密があるの
とてもきらめく
ひかるシャワーをあびたの...

鉛筆の向こうから
君を待っていた
楽しいこと描いた画用紙が
ちゅうにふわりとんでった
液晶の向こう側が
熱り立っていた
シャンパンの泡のような
淡い夜は
屋根の上に消えてった
コロネの渦に巻き込まれたら...