ポッピズム

世界がもうすぐ終焉(おわ)るからって
この手握ってと誘ってみれば
恋が始まりそう
寒くなる前に温もりを感じたい
って誤魔化す
星空に願いいっぱい
地球はいつでも祈ってるんだ
背を伸ばしてみれば
きっと君とキスができると信じて待っている
今はまだ戸惑ってるよ...

闇の向こうにきっと見えてくる
桃色に染まる世界
現実逃避してしまいそう
夢に見ていた桃源郷
目を閉じて思い出している
君の口癖とアンニュイな声
耳元で囁かれるたびに
心が癒やされていく
真夜中に急に鳴り響く
着信と画面上の君の名前...

M　アルバイトの上がりはAM2:00
M　静寂の中の見慣れた街
M　走り抜けて向かう公園で
M　相方(あいつ)が待っている
G　黒ずんでいるノートの文字
G　書きなぐりの隙間の細道
G　指で辿るその行き先は
G　豪華なる金色堂
M　蝉時雨降りそそぐ中
M　いま幕が開く...

あの日 いつものように
君と会う約束をした
なんだか いつもと違う
夏の色に戸惑う
日陰に逃げて手を胸に置く
鼓動のビートがなんとなく速かった
通信ケーブル伝って気づく恋心
言葉にできないまままた負けちゃった
君と過ごすこの時間は止まらない
8月が去っていく...

取り残されそうで怯える人
時代に縛られてしまいそう
だんだん知性衰えて
イディオクラシー
天才には敵わない新元号世代
ところが全国民のIQが下がりつつある
つまりは騙し合いでどうにでもなる
「置いて行かないで」なんて言わないで　
大好きな歌忘れない
安室ちゃん　小室ちゃん...

千里眼がなくなってちょっと変な時代
それからはきっと人間はもっと人間らしい
僧になったって「愛」という呪文は凄い
それならば逝った少年は嫉妬全開の儀
審美眼の間違った点と線で自害
そこからが死んだ人間の舞った人生らしい
そいつぁ難解な灰とダイヤモンド
そんなんじゃない
そのはずさ変な人類が去って偶然...

やがて忘れられてしまうくらいなら
世界を「壊してしまいたい」だなんて
そんなことを口走っては笑う
いつか終わるなら出会わなくてもよかったのにな
人の記憶だけが遠い場所で朽ち果てるの
それでも
アタシだけがいつまでもここで
あなたを想って生きているのよ
神様アタシを止めて！
あの日の思い出消して！...

いつか見てみたい　今の世界が歌と踊りで満ち溢れていく瞬間
その先でWake Up!　舞って未来桜!
たった一度のミスで泣いていたってなんも始まらないよ
もう1回立ってジャンプして　飛び出そう桜
青い空の下で　満開になった花びらが
白い大地に舞うよ　踊りだす魔法の吹雪
季節なんて関係ない
桜咲き誇れば...