立秋@コトノハルカナの投稿作品一覧
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あなたと、一緒に(こまつさん作詞)
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小さな村がありました。
それはそれは小さな村でした。
みんながみんな優しくて、
みんながみんな幸せでした。
ある日、ひとりの旅人が
ふらりと迷い込んできました。
たいそうお腹をすかせて、
たいそう疲れた様子でした。
「久しぶりのお客様だ!」
村のみんなはたいそう喜びました。...『幸せの村』
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雨音に
紅葉の身体が
重なって
鮮やかな色が
僕らを包んだ
いつ見ても
幾つになっても
変わらずに
この胸の奥を
締めつける景色...秋の空
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通り過ぎて
その手は離れて
また一つ落ちたもの
僕は見て見ぬふりをした
何事もなかったかのように
また同じ笑い顔に戻した
そうして次第に忘れた
傷み
次第に加速度を増して
やがて壊れたもの...itamiy
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宝箱を見つけた男の子がいました
それはそれは大きな宝の箱でした
その中身は確認しませんでしたが
それは確かに宝の入った箱でした
周りを見渡しました
誰もいませんでした
持ち上げようとしました
とても運べそうにありません
どうにかしようとしました
どうすることもできませんでした...たから箱
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あの雲に手が届いたときに
人はどんな顔をしたんだろう
掌に残ったソレを眺めて
人はどんな事を思ったんだろう
あの日に浮かべた夢・希望
思い出して 零れ落ちて
朽ちて
見つけたもの
正しいことを見つけて
手に入れたものは真実で...雲の霞
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肩慣らし程度にあしらわれて
また自分の無力さを知った
それでもと また戦いを止めない
僕は一体なんだって言うんだ
僕はそう 名もなき戦士
果ての最果てに輝く
あの光に心が動いた
よくわからない何かが
自分の中から溢れてきた
日ごと想いは強くなり...名もなき戦士
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その手
君にしかない指の形とか
その目
君にしかない大きさとか
その歯
君にしかない並び方とか
その背
君にしかないバランスとか
なんだか今日はいっぱい
君だけのいいところが見えてきて...特別な日。
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月に満ち欠けを教えたのは誰?
火に燃え方を教えたのは誰?
水に濡れ方を教えたのは誰?
木に優しさを教えたのは誰?
金に輝きを教えたのは誰?
土に尊さを教えたのは誰?
日に明るさを教えたのは誰?
わかるわけないことを考えて
終わるわけないことを知っても
考えることを止めない僕の...Weekly Melancholy
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song with you, song for you
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夕べ また君の夢をみた
遠い 遥かな未来の地で
二人 笑いあってたの
同じ 夢を語りながら
目を覚ますと朝の光
忙(せわ)しい時間の中で
顔を洗いながら また
あの夢の続きを考えてみる
君が私のことを好きだったらいいのに
うまく話すこともできない...love way
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抑えきれない感情と
それに似つかわない この顔
どうしようもなく
どうしようもない
こんな既成事実を
伝えきれない言葉と
それに似つかわない この歌
どうしようもない
どうしようもない
こんな一方通行を...遥か
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まだ良くわからないの
歌うことの意味が
何で今日も歌っているのかが
なんとなくわかることは
あたしが歌うために生まれたことと
それ以外に何もないってこと
それだけ
あの大空を翔ける鳥たちが
嬉しそうに羽ばたき続けるみたいに
私もこの歌うことんじ いつの日か...歌う理由?
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数え切れないほどの星の下で
数え切れないほどの音の色を
今日も 私は歌うのです
誰の為と言われましても
貴方以外に有り得ないのです
今日も聞いていただけますか
貴方が押さえるC7に
私は元気を込めました
貴方が爪弾くAmに
私は悲哀を込めました...あなただけ
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あなたが居なきゃ死んでしまいそうなの
だからいっそ殺してあげましょうか
月夜の中で 音の鎖に絡めて
一緒に地獄へ行きましょうか
知らないでしょう あなたは
本当の暗闇というものを
ならば教えて差し上げましょうか
銀色の弦を紅に染めて
あなたばかり不公平よ
私はこんなに好きなのに...やんでれ愛歌
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早く曲を作りなさい!
あたしだって歌いたいのよ
べ、別にあんたの為にじゃないわよ!
ただの音にすぎない
歌うためだけに作られた あたし
誰かのワンクリックでここに来た
困っちゃうよ
そんな顔見せてくれるたびに
こっちまで嬉しくちゃうんだもん
はじめてのラララ 覚えてるよ...つんでれ愛歌
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あと10分だけ
私に歌わせて
今度はきっと上手くいくから
まだ早いよ
私は歌えるよ
今度こそきっと上手くいくから
知らないでしょう?
シャットダウンした後の私
眠ってしまった部屋で一人
頑張って練習してるんだから...10分!
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キラキラ ラララ
今のあたしは可愛いかしら
もっと色んな世界を見てみたいの
もっと色んなあたしを見てみたいの
歌うわ 踊るわ 弾けるわ!
もっとライトを当ててよね
世界中が元気になるような
そんなハイテンションで 今日も
いくわよ
キラキラ ラララ♪...song with you, song for you(旧Ver.)
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ねぇ 聞いてよ
俺 最近変なんだ
だってさ
ほら 3年生のM先輩
頭から全然離れないんだ
起きても寝ても また起きても
ねぇ 教えてよ
なんであんなに綺麗なの?
だってさ
スタイルは良いし 歌上手いし...花盛レン
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ねぇ 聞いて?
あたし 最近変なの
だってね
ほら 3年生のK先輩
頭から離れないんだもん
寝ても覚めても また寝ても
ねぇ 教えて?
なんであんなに格好いいの?
だってね
背は高いし サッカー上手いし...花盛リン
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切り取られた風景に
いつかの青さを重ねて
少し頬の色が鮮やかになる
そんな小さな時空旅行
そんな押入れの隅っこ
無邪気に笑った顔に
隣りでは泣きわめく顔
懐かしい景色が思い浮かぶ
そんな些細な記憶飛行
そんな押入れの端っこ...フォトアルバム
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鼓動が聞こえる
大地の鼓動が
この地に息をしている
幾千の土たちの息吹が
あなたにも聞こえるでしょう
この場所から耳を澄ませば
哀しいくらいに謙虚な
でも力強いその鼓動が
忘れてはいけないものがある
そう この地球は生きている...星の鼓動
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そして世界は廻り始める
あの月が二度と昇ることは無い
重なった古傷と新傷は
同じ痛みを思い出させた
揺らめく意志と 儚き生命は
また一つ また一つ 繰り返す
消えることなど無いかのように
さあ 踊ろう
廻る歴史の輪の中で
しかとその目で見届けよ...輪舞
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人差し指と中指 伸ばして
その他3つは おやすみ
そこにSMILEを咲かせたら
はい 君が永遠になった
いつでも どこでも 何度でも
変わらないPAUSEで笑う君
でも不思議だね この眺めは
幾度繰り返しても飽きが来ない
ファインダー越しに君を見る
あと何回 このボタンを押せるかな...PHOTOGRAPH。
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一つの光が
七つに分かれたときから
君はもう 知ってたんだ
その先の未来を
思うことと 話すこと
いつの間にか別の言葉
僕ももう わかってたんだ
この時が来るのを
研ぎ澄まされたプリズム
照らされて 更に光る...Prism
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気付いてる?
鳥はいつものように歌を歌って
葉はいつものように身を揺らして
陽はいつものように青を灯して
風はいつものように色を運んで
有り触れた日常を有り触れたものにしてくれてること
私たちの今という時間を無限と感じさせてくれていることを
気付いてる?
街はいつものように空を隠して
声はいつものよ...今に贈る詩
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ごめんね
長い間 待たせちゃって
それじゃ 行こうか
今日は人も少ないみたいで
待たずに乗れて良かったね
もう3回目のジェットコースター
ちょっと実は嫌なんだけど
どこまでも青い空は
遥かなるこの場所に
相応(ふさわ)しくないほどに...悠遠地
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いつまで泣いてるの?
たった一回負けたくらいで
悲劇のヒロインを演じてちゃ
本当の物語は始まらないよ
ほら 顔を上げて?
空を駆けるあの鳥だって
幸せ色したあの花だって
能天気なあの雲さえも
最初からああだったと思う?
違うよね...Don’t Cry!
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斜め後ろに広がるのは
いつもと何処か違った世界
何でだろう ドキドキする
君が笑う
あふれ返った人の波に
はぐれてしまわないよう
繋いだ手 斜め後ろ
君が笑う
小さな手とか
桃色の浴衣とか...ななめうしろ
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繋ぎ留めた 君の手
離すものかと 叫んだ
あの日
消えそうな色を探しに行ったね
世界で一番 小さな光を
悠久の幻は 僕らの前で
弱く儚く でも確かに輝いた
繋いだばかりの 君の手
離したくないと 願った
夏の日...蛍