りよ

「鏡の国のアリス」
手をのばして　私も伸ばす
手をかざして　私が映る
手をあわせて　私が笑う
貴方と私は一緒なの？
絵本、小説、私は知らない
不思議、現実、見たくない
好奇心なんていらなかった
いらないよ、そんな世界（ワールド）
手をのばして　私も伸ばす...

イライラするこの感情
捨ててもいいんじゃない？
プライドなんてあったもんじゃない
わかったフリしただけよ
馬鹿じゃないわ
ただ疎いだけよ
なんでわかんないかな
そこが嫌いなの！
私が求めるものは
愛じゃない　恋じゃない...

幾年が流れて
僕は変われたのかな
昔みんなで遊んだここ
数々の遊具が無くなって
僕も何かが無くなった
そんな気持ちになるんだ
あんな道はなかったよ
こどもたちもいなくて
ぽつりと取り残された
僕の過去...

街灯が照らし　映し出した影
僕の思いを重ねてみる
空(むな)しくて　苦しくて
独りだと　独りで生きてきたんだと
語りかける人も居なくて
僕は扉を閉めたんだ
前を見て　見渡して
一歩外に踏み出せば
轢かれてしまうと思っていたから
逃げ道を用意していたんだ...

笑い手を伸ばし
届いたところは
君の場所？
一夜一夜・・・
過ぎし日よ、
染まる月明かり
目を閉じて
感じてごらん。
あれは君が求めたもの
手にとって...

昔、昔
国一番の靴屋がいた
彼は街でも　人気
靴屋はいつも人がいっぱい
でも、彼はスランプに
手は衰えていく
誰も彼の靴屋にこない
一人寂しい靴屋
ひとり寂しい一日
誰も手を貸してくれない...

まるでココアのよう
心を暖めてくれる貴方に
届いて欲しいよ
この寂しさを
ぎゅっと抱きしめて
それだけで私は満足しちゃう
私の願いを飲み干してよ
雪解けを待つなんて嫌よ
手のひらで解ける雪なんて
儚いだけじゃない...

泣き虫うさぎ
泣き虫うさぎ
君は何故泣いてるの？
大粒の涙が悲しいよ
偉い人も、弱い人も
みーんな笑えばいいのに
それが悲しいよ
泣き虫うさぎ
泣き虫うさぎ
何故笑顔にならないの？...

光届かぬ場所は
私の影を伸ばした
壁越しに聞こえる声は・・・
水底に眠る龍子
目覚めるときは
未だ遠く
呼び起こすことは
不可能だった
泡、泡、泡
溶けゆく息は...

眠たい目をこすって
目を開けてみたら
いつも以上の輝き
しわにならないように
ピンと服をのばす
暖かいお日様
いつも見守ってくれている
ありがとう
眩しい光が
僕を照らすんだ...