ろき

傷んだ人間神格論
今、街の中
獣の匂いと
夏の暑さ渦巻いて
今、僕は街の中
ヒトは牙をむき出しにして
日常を暮らし、花を咲かしてく
獣くさい奴らはカネを主食とし、
名声を着こなす
僕は思う...

Ｓ１
ああ、あの空
ああ、あの海
私の心透かしてく
夏の匂いが透かしてく
ムダに大きな世界ごと
Ａ１
湿った風　頬を撫でる
今頃君は　空を翔てる
震えた腕　体包む...

僕の心臓はずいぶん前に君にくり抜かれました
だから君に逢って返してもらうまで
ゼッタイに高鳴らないんです
他の女に欲情しないのも
多分そういうこと
馬力があると定評のあった
僕のハートが君に奪われたから
ああ、今頃僕の一部が
君の近くで生意気に
鼓動を刻んでるんだろう...

A1
どれだけ目を見つめても
どんなに声をかけても
気づいてくれないよ
B1
何かの悪戯なのか
そう思った
「もう降参だよ」という
声さえも君に響かない
C1...

A１
この世界　見渡しても
見つけられないよ
僕の好きな人
あなたの声　耳澄ませても
鼓膜揺れないよ
どうすればいいの？
B１
ずっと傍にいるはず
今にも声掛けてくれるよ...

～A１～
それは腐敗した果実
それは君たちの末路
鏡越しに見つめて　ここに辿り着くまで
触れてみて
僕の気が狂れるまで
～B１～
明確な基本構想
もない哀れな民衆
水から這い上がる幻覚...

もう誰も邪魔できないの
この膨らんだ想いだけは
あなたの心に届くまで
雨上がり、次章を待ち
目の前の空き缶蹴飛ばして
「あたしは世界一」なんて呟いてみる
下り坂、考え事
つい野良猫も蹴飛ばした
「おどけてみただけ」なんて強がってみる…
あの日の教室から、頭の中はあなただけ...