タグ「曲募集中」のついた投稿作品一覧(13)
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【A】
愛していると囁くと
貴方は静かに微笑んだ――
【B】
薄暗い部屋 埃が静かに降り積もる
貴方は私の髪を撫で
指を絡ませ遊んでた
【サビ】
いつしか鎖は重たくて
冷めた想いになろうとも...純愛狂歌
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『A』
翼を縛り上げて
どこへも行かせないと
叫んだ声が木霊する
『B』
不器用な君は
巻きつけた茨で
自分のことをも傷つけた
『S』
愛していると...狂愛被験者
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酷い 飢え
呟く 何故
目眩 くらり
咀嚼した嘘 嚥下できずに吐き出した
【涙の理由(わけ)】など知らないままに
中途半端に反抗して そして全ては【嘘】になる
こぼれ落ちた【僕】
羽を休める止まり木 其れは全て黒に染まり
ゆらゆら揺らめきながら 地へ堕ちる
酷い 乾き...幼き反抗/反乱
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縫いとめられた輪廻の向こう 無常なまでに蒼い空
ひび割れた硝子の世界が歪んでいるなんて当然
取ることを望んでいた楔は捕らわれているほうが楽で無気力
壊れた翼はもう羽ばたくことができなくて足掻くほどに血の涙
指先から這い上がった茨はやがて私の視界を奪うでしょう
砕けた足ではもう立てない
泣きじゃくる私...それは。
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――その国にとって【双子】とは
呪われた存在 穢れの象徴――
生まれなければ良かったと
そういった私を怒る顔
私と同じ 幼い顔
逃げようと手を差し伸べた
君の優しさ覚えてる
どうか君だけでも生きて
時は回る逃亡劇
運命の女神はよほど...禁忌の双子
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回れ回れ糸車
童話(ものがたり)を吐き出し紡げ
回れ回れ糸車
焔(ほむら)に捕らわれる前に紡ぎあげよ
私は深い深い夢の中 揺り篭の中でまどろんで
茨に巻かれた古城も唯...眠るだけ
アイシテル という言葉は現(うつつ)か夢か?
遠くから聞こえてくるそれは
私を森の奥へと誘(いざな)って
ぷつりと痛み...ねむりひめ
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古びた鏡が語り出す童話(ものがたり)
錆付いた歯車のずれる音 耳障りに響いて...
Meine Mutter... Mein Vater...
背徳の色 甘い甘い罪の果実
無邪気なおろかさ故に噛り付く
知らず刻まれたのは【罪の烙印】
世界に溢れる音符たち
私にはもう歌えない 【白】じゃなくなってしま...Schnee weischen
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まぁるい体 つぶらな瞳
わたしと同じ黄色の頭
小さいあなたを 抱きしめて
もふもふしてやりたいわ
よちよち歩き
こちらへおいで
きっと おいしいものをあげちゃうわ
卵から産まれたばかりのあなた
無垢な心にそっと言うの
「わたしがお母さんよ」...ひよこあっとまーく
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夕暮れ迫りし秋の原
子どもら高く歌いしは
【こちら】と【あちら】を繋ぐ歌
境が朧な黄昏に
歌うコトなど赦(ゆる)されぬ
【あちら】の鬼は一つだけ
牙を剥いて笑いけり
夕焼け染めし秋の原
喚び出してはなりませぬ
【こちら】と【あちら】を渡す唄...ワラベウタ
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闇の中に沈みこみ
黒の中で身を清めよ
さすれば忌まわしき紅の舞台は
我の為に始まるだろう――
消え逝くは理(ことわり)
捕らわれるは抗えぬ運命(さだめ)
昏(くら)き水面の向こうへ誘いし灯火
輪廻の向こうから続きし契約
鈍く輝く銀色の鎌
月影の下鮮やかに舞い踊る...死神の戯曲
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唯...朽ちて逝くだけの祭壇に
静かに捧げられるのは
果たされなかった約束のみ...
揺らぐ焔は何を求める…
追憶を抱(いだ)き眠る
過去へは永久(とわ)に還れぬから
追悼に手向けの花を
遠き空へ鎮魂の唄を
無数に漂う星屑へ
心を重ねるは何の為......葬送
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とある国の隅の隅
産まれ落ちたは“禁忌の双子”
共に生きたいと望もうと
周りは1を引きたがる
産まれてすぐに母は死に
物心ついて父は死んだ
二人で力を合わせて
寄り添い合って生きてきた
同じ目 同じ顔 同じ思い
僕のたった一人の兄弟...キンキのフタゴ
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歌をどんなに奏でようと
遠い貴方には届かないと云うのね
≪仮面≫がどれほど希望を断とうとしても
私は唯...歌い続けましょう
それが私の唯一の武器だから
ガラスの靴は砕けてしまい
童話(ものがたり)は儚く消えたわ
南瓜の馬車が誘うトコロ
そこに愛しい人は居るとでもいうの?
囚われて...ハイカブリ