琉霞

秋風吹き、夏を惜しむ蝉時雨（え
金の稲穂垂れて、稲刈り終われば待ちに待った秋祭り
賑やかな太鼓囃子（たいこばやし）の音色（ねいろ）
赤い鼻緒の下駄、一番上等な着物を着る
下駄が乾いた音を響かせます、からんころん
神さま、稲荷（いなり）様
豊作を有難う
神さま、海神（わだつみ）さま
来年もお願いします...

柔らかな日差し、人混みあふれる町の交差点
十字路の真ん中で、ふと不安になる
都会で、埋没していく私
都会の中で、不安になる私を救ってくれたのは貴方
めぐり来る季節、この世界（ほし）であなたに出会えた奇跡
私が私でいられるのは貴方がいるから
出会えてよかった
きらきら輝く水模様　夏空と飛行機雲
透明な...

闇を恐れて眠りにつく街を疾走するクライシス
Lost heaven　楽園は失われた
瓦礫の上に敷かれたcrimeの影
堕天使が奏でるレクイエム
I hear the song　君には聞こえるかい？
壊れた世界に果たして救いはあるのか？
廃墟に舞う漆黒の羽、
降臨したるは天使か悪魔か、If you M...

光あふるる、昼下がり揺れる梢
木漏れ日零れ君は目を細める
空は青く、夏風吹き、若草香る
彼方に入道雲　夕立の予感
この世で一番の奇跡は、君に出会えたこと
世界に感謝しよう、君は恥ずかしがるけど
「ありがとう」と僕は声を出して叫ぶよ
夕立あがり、きらきら光る水溜り
はしゃぐ君は子供のようで、僕は目を細...

吹きすさぶ風に吹かれて、僕らは何を思う
地上に瞬く星々の生命（いのち）は限りなく短い
築き上げた秩序（タナトス）を飲み込む混沌（カオス）
僕らの心を狂わせるカタルシス
風が泣いていた
この世界（ほし）は夢を忘れている
希望（のぞみ）を知らぬ世界
この星に生きる孤独な旅人（ワンダラー）
夢を忘れた僕ら...