赤錆

『ヤキモチ彼女は、つねルノガ常』
カフェテリアの窓の外　視線の先には女の子
のこったコーヒー冷めるのにも　気付かずあの子に見とれてる
じゅうに星座占いの　結果はいつも相性最悪
よく考えてみたらそんなに好きじゃないし
はなれてる時だって　私はちっとも寂しくない
いつも連絡してくるのは　あなたの方でしょ...

『こねこねこねこ』
ねこのこねこのここねここのこねこのこね
こねこのこねこねこねねこねこねこのこねこ
ねこねここねここのこねこのここねここねこね
ねこねねこのこねこねここねこねこのこねねこね
こねここねこねこねここのここねこねこねここねこ
こねこねこねこねここねここねここねこねこねこねこ
ねこのここ...

『猫又娘の歌』
お日さまの匂いってどんな匂い？
うとうと眠くなっちゃうような
ふかふか、もこもこ、お腹撫でたら
気持ちいいのよ、許しちゃう
パクパク、ポンポコ、お腹一杯
ご飯食べたら、もう眠い
ブロック堀（べい）の上が散歩道
長い尻尾をピンと立てて
ふりふり、ふわふわ、揺らしたら...

『コタツ魔法にレジストできない』
コタツに入って漢字練習していたら
自動筆記が始まって、宇宙電波を受信中
寒い外から帰ってきて、首までコタツに入ったら
いつの間にやら、うとうと夢の中
コタツ魔法にレジストできない
コタツ魔法にレジストできない
掃除、洗濯、料理に宿題
やらなきゃいけないと分かっていて...

『あまがミクりきんとん』
はじめての経験（とき）憶えてる？
つみつくりなくらい、甘い言葉で
ねえ、わたしのこと包んでくれた
みえなくなるくらい、夢中になって
くるしくなるくらい、あなた求めた
はじめての別れ憶えてる？
かすかに耳に残る、謝罪の言葉
わからないの、どうして離れたのか
いつかまた、ひとつ...