タグ「依頼品」のついた投稿作品一覧（10）

A
目覚めた週末(いつも)の朝
1人きりのベッドで
「寒いな」震える声にのる
悲しい口癖
B
落ちた恋を拾ったのは
優しいフリをしたひどい人で
夢を見てた未来(あす)に見えた
薬指(ゆび)に光る指輪(リング)見知らぬ指輪(モノ)で...

瞳閉じれば
甦る世界
映りこんだ色は？
未来(ゆめ)を憂いた
現実(いま)を嘆いた
花は焦がれた
無彩色(モノクロ)を纏い
愛を喜び
季節(とき)に揺らいだ
花は色付き...

S
「好き」という言葉 言わせたくて
駆け引きする２人
あいつに先に言わせたいんだ
今日も零(こぼ)れない「好き」を探してる
A
恋人同士の意地とプライド
言葉の裏でGAME(ゲーム)
お互いの性格(こと)わかっていても
あいつの口から聞きたいじゃん「好き」を...

誘(いざな)う瞳に灯る
清(さや)けしサファイア(蒼(あお))
囚(と)らうはヒト揺れの燈火(ともしび)と
影は隠す
静寂憂う表情(かんばせ)
熱は秘(ひそ)か
仰ぎて扇(せん)に委ねて舞いし
心の惹かるるまま恋情と
浮かせる微熱
顕るルビー(紅(あか))の瞬きと...

A
貴女を誰よりも…
結びの名と並べて
現(うつつ)は夢にと交わした愛図(あいず)
微笑む声 代わらぬ人ね
B
何気ない ひとことに
隠された 微熱の息
融(と)けた夢の中ふたり
秘め事は 甘く犯す...

巡る言の葉の間(あわい)を
瞬きの刹那に風と変わる
まだ見ぬ世界(こたえ)に惹かれ
夢と宙(そら)の狭間 透かす
闇色塞ぐ深蒼の水面(みなも)
滑る如く裂く足取り軽(かろ)く重く
何かを求め一歩に心乗せ
あてなくひたすらに駆ける
求める答え(モノ)は泡沫(あわまつ)の夢？
求めた未来(あす)に光は見...

暮れる宵の彩(いろ)に
染まる雲霞(くもかすみ)
揺らぐ空の端に
影落とす沈黙
灯(とも)る燈(あかり)一つ
風前に踊り
映す部屋に一人
静かに息づいて
忘るるかと浮かぶ笑み
憂い振り切れず...

A
彩(いろ)失す廃郷 錆びれた悲鳴
崩れ落ちていく 街の残骸
普遍に彩る 一巻(ひとまき)の書に
綴られ続ける 虚ろいの時
B
詠人(よみびと)なぞ在らず
読み人なぞ居らず
活きづく命など
それが限りと...

A
迷い込んだ先の夢で見つけた
僕の格好の玩具(おもちゃ)
さあ遊ぼうよ君の夢で
Noとは言わせないよ
B
僕は君とは違う
僕の名前はルシファー
わかったろう？
僕は堕天使だ...

夕月(ゆうづき) 浮かび上がる
人影 波に揺れる
水鏡(すいきょう) 闇がとけて
足跡 砂に続く
揺らめく感情の波に飲まれ
心が悲鳴あげる
近くて遠くて誰にも触れられない
泡沫(うたかた)の恋
またひとつ波紋が彩(あや)どるこの水面(みなも)に
映ったものは？...