タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧(6)
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まばゆさが優しく まどろむ季節
透きとおる沈黙が 降りる季節
風だけがささめきます
日差しがいつもより いとおしい季節
キミがいない去年 キミが待つこの午後
私だけが想っています
空を過ぎる影がありました
見上げれば羽虫よりはかなく
舞う 舞い散るたくさんの祈りの姿です
キミと私の空...雪空
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銀の葉が繁る 月に濡れた夜
窓辺に掛けた筈の 鳥籠はどこなの?
・・・アレハ確カニ私ヲ 閉ジ込メテイタノニ・・・
月の兎が泣いてる こんな静かな夜
窓辺に掛けた筈の 鳥籠を探すの
・・・歌声ハ遥カ遠ク コノ部屋ヲ彷徨ッテ・・・
夜から離れられない 私の代わりに
あの鳥籠はきっと 貴方へと会いに行く
...【亡き歌姫三部作】私の鳥籠
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花で飾られるよりも
アナタの指が 欲しかっただけなの
冷たい千のレースよりも
真っ白な頬(ほほ) あたためて欲しい
蜻蛉よりも儚い
アナタが頑なに 隠す弱さを
癒すそのためだけに
歌い続けたこの私を
二度と拭われない 沈黙で彩るの?
「キミは永遠」 じゃあ何故泣くの...【亡き歌姫三部作】オフィーリアは歌わない(書きかけ)
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万遍なく 散らばっている
浜辺一面に かたっぽのくつ
細波がどんぶらこ 荷揚げしたよ
今年も船が沈んだと
峠の婆さん 喜んでる
松に白浜 画になるね
そうだ片輪浜 名前を付けよう
西方浄土 ではなくって
何故かくつだけ ぷうかぷうか
此の浜野晒し 二百年...かたっぽのくつ(かたわはまゆらい)
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焼けた月の匂いが するよ ここは
窓を開けば 降りそそぐ 金の燃え滓
闇があたたかく 傷ついた街を
包んで眠らす 「さあ ぼうや」
おやすみ 朝は 二度と来ないけれど
月は 皆の胸に 溶けて灯る
ここは 夜のかいな 街をゆらす 永遠に
燃え落ちる月は だいだいの色
夜は更けていく けれど明日は こな...月のふる街
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跳ね飛ぶ子ども達が 銀の輪 くるり反す
そしたらそこはもう 夜の底 散らばる夢幻(むげん)
踊るたび 足下から 星の粉 きらきらと
眩しすぎて なんだか 切なくなるね
silver reel お願い 子どもの数だけ 夢を降らせて
silver reel たとえば 一人で泣いてる あの子の為に
眠る子...silver reel