エレキモグラの投稿作品一覧

夏の終わりだっていうときになんで
日差し強くて欲しくなるドルチェ
意外に悪くないかもね
首筋をなぞったそよ風は目下
秋を孕んだ湿気を運んだ
近づく嵐の匂い
まるで徒に暖められたアスファルトに水を差すような
野暮な真似をしたって無駄さ 　僕を焚き付けたのは誰？誰？
Oh, baby
Hey! Hey!...

夜更け前に浮かんだフレーズを
メモも取らないままに寝てしまった日から何日経っただろう
やりたいことばかりあったのに
できやしないって言い訳 積み重ねて山登りする
「誰も見てないし」「少しだけいいや」
サボり癖のツケが回ってきて
知らぬ間にどうやら みんなお釈迦になっちゃったみたい
昼の小さなやらかし...

花漏れ日ゆらめく 額入りの海の中
色紙で着飾り 誰が為に踊りましょう？
有言だけして不実行だけど伸びてく動員数
後ろめたい気持ちはあっても選択するコンティニュー
やりたいことだらけの注意報
手をつけてく暴飲暴食の monster is here now
また一つ生まれては 水底へ消えてく
雲の上はし...

これでいいの！
「女の子らしくしなきゃダメ」「かわいこぶりっこしてもダメ」
　側からの枝葉的な声 舌の上転がしてる飴
「平凡な愛に溺れちゃダメ」「見合わない恋をしてもダメ」
「身だしなみちゃんとしなきゃダメ」 着飾った服は誰のため？
「社会人らしくしなきゃダメ」「茶目っ気なくしていてもダメ」
「髪色...

ヨシアシ
もしも世界が今夜終わって 僕の声が口を突けば
空の星も光り方を忘れ 君も僕に気づくかな
沈んでく陽に目配せをして
昼間の問の別解を探している
　あぁ
　ふわっと包んだオブラート 突き破った嫌なことを
　長方形のライトで顔照らして捨てるのだ
　しなくていい心配で夜は延びる
　合言葉は “ヨシ...

『±0』
家で作るホットケーキ 2cmほどふっくら焼けた
うきうきして裏返せば 下にした面が焦げていた
待ちに待ったイベントの日 予報を見ると大雨マーク
濡れそぼって電車乗れば 車窓の向こうは晴れ模様
「人生はそんなもんだ」偉そうなおじさん登場
良いことと嫌なことが かわるがわる襲い来る！
　ニュー...

ぐらついた感情を したためた感想で
塗り込んだ音楽が耳から離れない
憧れた歓声も 磨かれた感性も
どちらとも持ち合わせてないままの僕で
呪詛に似た産声が 嘯いた歌声が
背中を押して数曲歌うけど
臆病な自尊心と 尊大な羞恥心で
浮ついた僕は虎にも成れてないな
隣の芝の青さに心捕われてから
土埃に塗れて...

どこかで誰かの腹の
悲鳴がこだまするとき
ウナクレピオスの葱が
僕らの行くべき道を示すのさ
みんなの食卓守るため
アリシン染みても泣いちゃダメ
カット！カット！カット！
イート！イート！イート！
イールリーキの光が照らす
満腹 守るため...

先週 隣町に出来上がった 怪しげな水泳教室
ダサいチラシにも飽き足らず スタッフみんなモグラ
とりあえず 申し込んでから考えよう 一日の体験教室
意外にサービス悪くないし スタッフみんな可愛い！
月謝は五千飛んで六十円
アイスの自販機だって置いてある
モグラのモグラによるモグラのための英才教育で
...

生温い風吹く 見慣れた畦道で
あの子と君と僕 足でなぞる子午線
指切り針飲み 交わした約束は
カエルの歌声へ 混じって夜に溶けた
夕闇染み出す 山辺に目を向けて
お古のテレスコープ 担いで歩く子午線
指切り針飲み 交わした約束は
旅立つ僕の背へ 刺さって星になった
嘘は吐けないから、嘘は吐けないから...

もぐらもぐもぐ　土の下から空を見ていた
ひつじふわふわ　風に吹かれて空を飛んでいく
夢を見たのさ
朝日が照らす牧場に　佇むもぐひつじ
ふたりは首をもたげて　空を見上げた
背伸びしても届かない
すぐ近くに見えてるのに
肩車じゃ足りてない
いつの日か行ってみたい　空
捲き上る風に乗って　雲より高く遠い場...

好き、嫌い、好き？
花びらの代わりに
ハートの数 数えてみたりして
伝えたい想い
一番効率よく届ける手段探している
2バイトの文字をいくつか並べて
あなたの答え確かめた夜
間違いだらけの答案用紙を
赤くマルバツで繋いでみる
心の臓から伝う低品質なパルスに...

街灯が紅く燃えたら 開く扉
伸びた影を絡めて 踊りだすんだ
1,2のリズム刻めば 神経が焼き切れそうな
トリップに身体委ねるのさ
路地裏の不夜城に
興味ないようなフリ続けてたけど
みんな意外と好き嫌いを
隠そうともしてないみたい
張り付いた笑顔に
大人びた打算が滲んで透けてるから...

赤と緑と白の街並みに君が浮かれる時期は
大概ボクにとって少しも ポジティブな意味なんて有りもしない
流行りのコートのポケットに 手を誘うまでもなく
近いクセして君は やけに遠くなる
　嘘もない ホントもないよな
　ロクに雪も降ってないのに 視界は真っ白
　触(さわ)れもしない 君には届くことはないだ...

コントローラを握ってるうちに
隣に君の顔が浮かんだ気がして
あぁ
ボタン一つで景色は移って
8bitの海を泳いでいくのさ
忘れてたんだ簡単なことを
全部君が教えてくれたはずなのに
退屈を解消するついで
怪物を葬るのさ
外出をしてもしなくっても...

今日は奮発して オムライス作ろう
お財布を解放 鶏肉はもも肉
具材を炒めたら ご飯を入れよう
贅沢に2つも 卵を使ってこう
出来上がったオムライス 食卓へ運ぶ
右腕の袖がドアノブに引っかかる
　床に飛び立ったオム ライスは皿に残したままで
　声も出せないでただ 落ち行く君を見送っただけ
昨晩はライ...

まぶたが固くカギかけた 平日午前6時
頭のモヤに乗っかって 宙を舞う夢見る
まぶたが重くのしかかる 平日午後3時
電車の時刻待ち詫びて 指折り数える
やりたいこと やりたくないこと
理屈じゃ答え出ない
ボクは何回だって何回だって
夢を見たのに
“贅沢だ”って “怠慢だ”って
みんなみんなウソばっか...

1, 2, 3, の基本のリズムで
A, B, C, を刻んでく
妖怪の身の上でいながら
人間のモノマネにお熱
(Ah, Oh.) お札も剥がして
(Ah, Oh.) 声も上げたのに
(Ah, Oh.) どうやら私が
見えていないみたい
何年前からここに居たかは 覚えてないけど
誰も気づいてないなら...

きらきらと名前浮かぶ
大人気のあの子に憧れて
どきどきと胸が鳴るほど
たのしいインターネット
部屋の片隅の方に
なんだか塵が積もるみたいな日々
一言二言呟いてみても
どうやらこのアンテナじゃ
利得が足りないだけみたい
現実に嫌気がして...

あかねさす日は照らせれど 影 足へ伸びて
ことのはの写し絵みたく 歌は映える
うつせみの人の言葉に 胸 締め付けても
ひさかたの雨に打たれる間に
屋陰に消えた 深雪の名残思い出せば 雲は晴れて
たまかぎる夕日へと記憶滲んでいく
嘉辰令月にして、風和らぎ 見慣れた景色を旋律にする
あの日覚えた花の色を...

未来 希望 期待
生まれ持った筈なのに
きらい きらい きらい
悪意だけが渦巻いてる
あなたの願いが
現実味を帯びるとき
こぼした時間が
私たちにのしかかる
何回も 繰り返した誕生日を
あんまり詳しく覚えていないから...

朝起きて 顔洗って 鼻から体液がてれり
喉痛くて 目も痒くて 少し熱もありそうだ
ご飯食べて テレビつけて なるほど春が来るらしい
外へ出ると 酷くなるし マスクをつけてなくちゃな
薬飲んだり 目を擦るのは
構ってほしいわけじゃなくて
みんなに知ってほしいからなのに
マスク越しに 放った言葉
君に...

ワンサイドゲーム　繰り返すだけのショボい毎日は
痛快なミュージック　流して気持ちのリセットだ
スリーアウト交代　告げられてムシャクシャするそんな日は
フォーマット完了　忘れて遊んでいたいのに
10年前から楽しんでいたオマツリを
台無しにしようとするヤツがいる
10年経ったらくっついてきたシガラミも
...

揺れるスカートの端を
気づけば横目で追ってた
今まで仲良くやってた
ただの友達だったのにな
人と違った好みが
偶然君だっただけ
気持ちを伝えるのはまだ
少し怖くてできないな
昔から解けずにいた謎が今
君の笑顔でわかってしまったんだ...

山奥の妖怪や　田んぼで揺れてる白い影だとか
巷で有名だ　けどなんかよくわからんな
知らなきゃ知らぬで結構だ　大事な話じゃありゃせんし
夢みたいな創作か　はたまた血も凍る現実か
嘘か真の判断は
人に投げて後は知らんぷりで
尾鰭がついた怪談は
曇りなき眼を曇らせる
ひゅ～ひゅ～ひゅ～どろろ　シンレイゲー...

散らかしたなら片付けるし
ほこりが積もれば掃除するし
水をこぼせばすぐ乾かし
自分のことなら自分でやるし
お腹が空けばご飯食べるし
ご飯がなければすぐ作るし
ご飯食べたら片付けるし
片付けできたら横になる
うるさい うるさい うるさいハエが飛んでる
うるさい うるさい うるさいから殺しちゃえばいいの...

憧れていた創作活動も　つい最近じゃ
漫画も映画も　道具があればできそう
あれこれと　アイデアが溢れ出してくる
カメラもバンドも　全部やりたいな
昨日の帰り道の猫とか 　昔の苦い恋心とか
みんなに伝えてみたいことが
たくさんあるんだ
おねがい　モノづくりの神様　私に力をください！
でも本当に　いるのか...