しゆ

スピードあげて　ペダルと鼓動　ふたり重なるよ　海まで
突然の呼び出しに驚く　何度もメール確認
音も立てず抜け出したのよ　飛び乗る赤色自転車に
背中と胸が　同じリズムで　交差点横切る
点滅信号　「誰もいないね…」　朝もやでかくす　赤い頬
聴こえてきた踏切の音　越えればいつもの店
「後で寄ろう、そこのフ...

そうね時期が来たの　はえかわりの季節
あなたが　わたしの　翼　かきむしって
生まれたての羽根で　翔ぶの　花の海へ
さえずり　歌声　とおいとおい果てへ　fly
青空一面　白い花の絨緞
あなたが　綺麗と　言ってくれた翼
花の海の蜜で　金色にコーディネート
滴る　指先　甘いリングで　羽搏くの
響く舞い上が...

沈むよ　極彩色の　暗闇　風切羽
ああ　毟られた　傷跡が
浮かぶよ　モノクロームの　煌めき　両手の鎖が
ああ　治りかけた　瘡蓋が
痛むよ　七色に　海が満ちる　その前に
いこう　捕まるよ　晦濁に　溺れ
波の間に　響いてく　Voice　無彩色の
いつの日か　憧れた　Color　もがいてた
浮かぶよ　極彩色...

（ら）
目を閉じた鏡の前で　僕を呼ぶ音が伝わる
君の声が響く世界　僕の声は届きますか？
目を閉じた鏡の前で　僕を呼ぶ君が見えたよ
僕の声よ響け君へ　ふたつがひとつへ重なる
芽吹く新しい世界が　僕達はひとつ交わる
記号化された世界の中で　はじめてのシグナル　出逢う
（る）
響いた　誰かの歌声　遠くで　...

僕達の行き先にみえた色
君の瞳　声　star
僕達が行く先に光る色
僕が伸ばす　腕　掴んで
溢れでる歌声に響く色
君がふれた　指　star
色褪せた星空見つめ
君と僕のstar light　ほら
色づいた月夜に変わる
魔法かけたみたいだよ　ねえ？...

夢の跡地に　眠る君
握りしめてた　てのひらの
小さな傷跡　みつけたよ
さわってもいい？
雨音にさえ　掻き消され
ふるえる悲鳴　きこえてた
涙を拭う　大きな手
さわってもいい？
わたしがいた　あなたの夢に
ほんとうにうれしい...

掴んだ手を　はさないでいて欲しい
いつのまにか　出来た距離を知り
あなたがただ　与えてくれる　音には
これからの　ふたりが見えない
ごめんなんていらない　届かない指先
冷めたふりして　あなたにあまえてた
ほんとはいつまでも　あなたの音色に
包まれたまま　こどものように　ただ　眠っていたい
ごめんなん...

あなたとともに歩く道の先に灯る　光　それは
七色の旅を照らす　道標
暗闇も夕暮れも全部あなたを導いて　進む
僕らが出逢う全てが　宝物
さあ行こう　いますぐ　僕らは
立ち止まれない　目指す場所まで　
風が　雲が　太陽が
あなたをこんなにも待っている
震える指先　大丈夫だから
だってみんないるでしょう？...

流れ着いたその先で　あなたはなにを見つけたの？
僕は　そう　きっと　これが
心地よい浮遊感に　瞼を押し上げる
あなたに応える為　僕は覚えました　
幾千のありふれた音よりも
あなたがくれるたったひとつが溢れ出す
いつでもあなたの側に　いつまでもあなたとともに
奏でる音色は果てしなく　流れゆく色とりどり...

醜い灰色　白々しい橙
この世界が僕に見せるもの　僕の瞳に映るもの
君以外の色彩で　僕の視界を占拠する
恋が幸せなんて嘘　愛が満たされてる　なんてどこのお伽噺
引き千切られる　
目を逸らしても　耳を閉ざしても
この想いは死んでくれなかった
嗚呼どうして　嗚呼何故
君でなければ駄目で　君以外にはあり得な...